セル内の文字の表示位置を中央揃えなど横位置をVBAで設定
セルの中の文字の位置は基本が決まっていて、文字ならば左詰めに、数字ならば右詰めに表示されます。
セルの書式設定で配置を選んで横位置や縦位置を選んでセルの中央に表示させたいと思う事よくありますよね。
文字の位置も簡単にVBAで設定できるのでマスターしておきましょう。
目次
VBAでセルの表示位置を設定する
横位置の設定(HorizontalAlignmentプロパティ)
文字の配置で横位置の初期設定は「標準」になっていて、セル内が文字ならば左詰めに表示されますので、HorizontalAlignmentプロパティを使って、文字の横位置を設定しましょう。
横位置の種類はセルの書式設定で配置にて表示される8種類がそのままVBAで設定できます。
横位置(水平) | 値 |
標準 | xlGeneral |
左詰め | xlLeft |
中央揃え | xlCenter |
右詰め | xlRight |
繰り返し | xlFill |
両端揃え | xlJustify |
選択範囲内で中央 | xlCenterAcrossSelection |
均等割り付け | xlDistributed |
特定のセルの文字配置の横位置を指定
例えば、ユーザーフォームに配置したコマンドボタンを押すと、セルA1の文字配置を中央揃えにするならば、このようなVBAコードになります。
セル範囲の文字配置の横位置を指定
実用的にはセル1か所を指定して横位置を設定することは少なく、実際には表などの特定の範囲を指定することが多いので、まとめて横位置を設定します。
縦位置の設定(VerticalAlignmentプロパティ)
文字の配置で縦位置の初期設定は「中央揃え」になっていて、セルの真ん中に文字が表示されるようになっていますので、VerticalAlignmentプロパティを使って下詰めにしてみましょう。
縦位置の種類はセルの書式設定で配置にて表示される5種類がそのままVBAで設定できます。
縦位置(垂直) | 値 |
上詰め | xlTop |
中央揃え | xlCenter |
下詰め | xlBottom |
両端揃え | xlJustify |
均等割り付け | xlDistributed |
特定のセルの文字配置の縦位置を指定
例えば、ユーザーフォームに配置したコマンドボタンを押すと、セルA1の下詰めを中央揃えにするならば、このようなVBAコードになります。
セル範囲の文字配置の縦位置を指定
実用的にはセル1か所を指定して縦位置を設定することは少なく、実際には表などの特定の範囲を指定することが多いので、まとめて縦位置を設定します。
これでセル内の文字の配置場所をVBAで指定することができるようになりますので、文字の大きさや色などと一緒に設定して使用できますよ。