世界の動物園で最初に設立されたのはどこですか?

ポイントタウンのクイズと答えを正解してポイントをゲットしてポイ活を楽しみませんか?JALもANAも毎年1回無料航空券と交換継続中!

世界の動物園で最初に設立されたのはどこですか?

  • ロンドン
  • パリ
  • ニューヨーク
  • ベルリン

【答え】ロンドン

動物園の歴史は非常に古く、その目的や形態は時代とともに大きく変化してきました。

古代から中世:権力と富の象徴としての動物コレクション

  • 古代エジプト・中国: 紀元前3000年頃の古代エジプト王朝時代にはすでに動物の飼育記録があり、紀元前1500年頃の中国では周の文王が「知識の園」と称して動物を飼育していたとされています。これらの施設は、王侯貴族が珍しい動物を収集し、その富と権力を誇示する目的が強かったと考えられます。
  • 古代ギリシャ・ローマ: アレキサンダー大王がインド遠征時にアジアゾウを連れ帰ったり、ローマ帝国で猛獣を使った見世物が開催されたりするなど、動物は娯楽や戦争目的としても利用されました。
  • 中世ヨーロッパ: 貴族社会においては、私的な動物飼育施設である「メナジェリー(menagerie)」が発展しました。これは、現在のような一般公開を目的とした施設ではなく、あくまで個人のコレクションとしての側面が強かったのが特徴です。

近代:メナジェリーから「ZOO」へ

  • 世界初の近代動物園: 1752年、オーストリアのウィーンにあるシェーンブルン宮殿の動物コレクションが一般公開され、これが現存する最古の近代動物園と言われています。当初は王族の娯楽施設としての側面が強かったですが、後に市民に開かれるようになりました。
  • 研究・教育の場としての確立: 19世紀に入ると、動物園は単なる見世物ではなく、研究や教育の場としての役割を強く意識するようになります。
    • ロンドン動物園: 1826年にロンドン動物学会が創設され、その2年後の1828年にロンドン動物園が開園しました。ここでは、リチャード・オーウェンやチャールズ・ダーウィンといった著名な研究者が研究に利用するなど、学術的なセンターとしての役割を果たしました。また、可能な限り自然に近い状態で動物を展示するコンセプトも持っていました。
    • 「ZOO」という言葉: 英語で動物園を表す「ZOO」は、Zoological Garden(動物学庭園)の略であり、この言葉が確立したことで、研究や教育を目的とした近代的な動物園の歴史が本格的に始まりました。
  • 展示方法の進化: 1907年には、ドイツのハーゲンベック動物園が造園技術を駆使し、檻を使わずに動物を放し飼いにする「無柵放養式」を導入しました。これにより、動物をより自然に近い環境で観察できるようになり、動物園のあり方に大きな影響を与えました。

日本の動物園の歴史

  • 江戸時代の見世物: 江戸時代には、南蛮船が運んできた珍しい動物を巡回興行で見せたり、「見世物小屋」のような常設施設で動物を公開したりしていました。これらは現代の動物園とは異なりますが、庶民が動物を見る娯楽としての役割を果たしていました。
  • 「動物園」という言葉の登場: 福沢諭吉が欧米で見聞した内容をまとめた『西洋事情』(1866年)で、「動物園」という言葉が初めて使われました。
  • 日本初の動物園: 1882年、農商務省所管の博物館付属施設として上野公園内(現:恩賜上野動物園)に日本初の動物園が開園しました。当初は産業奨励が主な目的でしたが、後に宮内省所管となり、外国産の珍しい動物が集められるようになりました。
  • 戦後の発展と変化: 第二次世界大戦中には猛獣処分といった悲劇も経験しましたが、戦後復興期(1950年代から1960年代)には、地方自治体によって多数の動物園が作られました。これらは、子ども向けの娯楽施設としての側面が強かったと言えます。
  • 現代の動物園の役割: 現在の動物園は、単なる娯楽施設に留まらず、以下の4つの主要な役割を担っています。
    1. 種の保存(保全): 絶滅危惧種の繁殖や保護活動。
    2. 教育: 来園者への動物に関する知識の普及や環境教育。
    3. 研究: 動物の生態や行動、疾病などに関する研究。
    4. レクリエーション: 家族や友人と楽しめる憩いの場。

このように、動物園は古代の権力者のコレクションから、近代の研究・教育機関、そして現代の種の保存・環境教育の拠点へと、その役割と形態を大きく進化させてきました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!