ノーベル賞の歴史で最初に物理学賞を受賞したのは誰ですか?

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ノーベル賞の歴史で最初に物理学賞を受賞したのは誰ですか?

  • アルバート・アインシュタイン
  • マリー・キュリー
  • ウィルヘルム・レントゲン
  • ニールス・ボーア

【答え】ウィルヘルム・レントゲン

ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン(Wilhelm Conrad Röntgen, 1845-1923)は、ドイツの物理学者であり、その最も大きな功績は、X線の発見です。この画期的な発見により、1901年に第1回ノーベル物理学賞を受賞しました。

X線の発見とその経緯

レントゲンは、ヴュルツブルク大学の教授として、陰極線(真空放電管内で発生する電子の流れ)の研究を行っていました。1895年11月8日、彼は暗室で真空放電管(クルックス管やヒットルフ管)の実験をしている最中に、偶然にも奇妙な現象に気づきました。

  1. 異常な蛍光: 黒い紙で完全に覆った放電管のそばに置かれていた、シアン化白金バリウムを塗布した蛍光板が発光しているのを発見しました。放電管からの可視光は遮断されているにもかかわらず、蛍光板が輝くことに彼は驚きました。
  2. 未知の光線: この光が、通常光や陰極線とは異なる性質を持つ未知の光線であると直感しました。彼はこの未知の光線を数学で未知数を示す「X」を用いて、「X線(X-ray)」と名付けました。
  3. 性質の解明: その後、彼は寝食を忘れて約2ヶ月間、X線の性質を徹底的に調べ上げました。その結果、以下の驚くべき性質を明らかにしました。
    • 物質透過性: 木材、ガラス、分厚い本、さらには薄い金属箔など、様々な物質を透過する能力があること。透過の程度は、物質の種類や厚みによって異なること。
    • 鉛による遮蔽: 鉛のような重い金属には遮蔽されること。
    • 蛍光作用: 蛍光物質を発光させること。
    • 写真乾板の感光: 写真乾板を感光させること。
    • 熱作用がない: 従来の光線のように熱作用を示さないこと。

X線の応用と医学への貢献

レントゲンは、X線の発見を報告する際、自身の妻の手のX線写真を添えました。そこには、手の骨がはっきりと写し出されており、指にはめていた指輪の影も確認できました。この衝撃的な写真は、X線が医療分野で革命的な応用をもたらす可能性を世界に示しました。

  • 診断技術の革新: 発表後、X線はすぐに医療現場に導入され、骨折や異物、結核などの診断に利用されるようになりました。これにより、外科手術の必要性を判断したり、治療の経過を観察したりすることが飛躍的に容易になりました。
  • 非破壊検査: 医療分野だけでなく、工業分野においても、物質の内部構造を傷つけずに検査する「非破壊検査」の技術として広く応用されるようになりました。

その他の業績と人物像

レントゲンはX線の発見以前にも、気体や液体の圧縮率、誘電体の運動による電気力学的な力(レントゲン電流)の研究など、物理学の様々な分野で貢献をしています。

彼は非常に謙虚で、自身の発見によって巨万の富を得ようとはしませんでした。X線の特許を取得することもせず、誰もがこの技術を利用できるようにしました。また、ノーベル賞の受賞講演も行わなかったことでも知られています。

1923年、第一次世界大戦後のドイツのハイパーインフレの中で、比較的困窮した状態で生涯を終えましたが、X線の発見という彼の功績は、20世紀の科学技術と医学の発展に計り知れない影響を与え、今日に至るまで私たちの生活に不可欠なものとなっています。

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