「南極」とは何に囲まれている地域ですか?

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「南極」とは何に囲まれている地域ですか?

  • 大西洋
  • インド洋
  • 南氷洋
  • 北極海

【答え】南氷洋

南極は「地球最後の秘境」とも呼ばれる、非常に貴重で脆弱な環境を持つ大陸です。その環境は現在、様々な問題に直面しています。

1. 気候変動と氷の融解

  • 急速な温暖化: 特に南極半島は、過去50年間で約3℃の気温上昇が報告されており、地球上で最も早く温暖化が進んでいる地域の一つです。南極海の一部地域でも水温上昇が見られます。
  • 氷床・棚氷・海氷の融解加速: 温暖化により、南極の氷床や棚氷、海氷の融解が加速しています。これは、世界の海面上昇に直結する最も深刻な問題の一つです。南極の氷がすべて溶けると、世界の海面は約60mも上昇すると言われており、低地の沿岸地域や島嶼国に壊滅的な影響を与えます。
  • 「赤い雪」現象: 気温上昇に伴い、雪面に赤い色素を産生する藻類が大量に繁殖し、「赤い雪」となる現象が報告されています。この赤い藻類は太陽光の反射率を低下させ、さらなる雪解けを促進させる悪循環を生み出します。
  • コケや地衣類による緑化: 寒冷な南極でも、気温上昇によりコケや地衣類、一部の草類が繁殖し、これまで氷と雪に覆われていた地域が緑化する現象が見られます。

2. 生態系への影響

  • オキアミの減少: 南極海の生態系の鍵種(キー・スピーシーズ)であるナンキョクオキアミは、海氷の減少や海洋環境の変化により生物量が減少していると懸念されています。
  • 食物連鎖への影響: オキアミはペンギン、アザラシ、クジラなど多くの生物の主要な餌であるため、その減少は南極地域の食物連鎖全体に甚大な影響を与え、ペンギン(特にアデリーペンギンやヒゲペンギン)の個体数減少などが報告されています。
  • 固有種の脆弱性: 南極の生物の多くは極めて特殊な環境に適応しているため、わずかな環境変化でも大きな影響を受けやすい脆弱性を持っています。
  • 外来種の侵入リスク: 人間の活動(観測隊、観光客など)により、意図せず昆虫、微小生物、細菌類などが持ち込まれ、本来の生態系を乱す外来種となる可能性も懸念されています。

3. オゾンホール

  • 有害紫外線の増加: 南極上空では、毎年8月から11月にかけてオゾン層が部分的に著しく少なくなる「オゾンホール」が発生します。これにより、地上に到達する有害な紫外線量が増加します。
  • 生物への影響: 増加した紫外線は、植物プランクトンの光合成能力を低下させ、海洋生態系の根幹に悪影響を与える可能性があります。また、人体の健康への影響(皮膚がんなど)も懸念されます。

4. 人間活動による汚染と管理

  • ゴミ問題: かつては観測隊などによる廃棄物の不適切な処理が問題となっていました。現在は国際的な協定により、廃棄物の持ち帰りや適切な処理が義務付けられていますが、過去の遺産や観光によるゴミの散乱などが課題となることもあります。
  • 燃料・化学物質漏洩のリスク: 観測基地や船舶からの燃料漏洩、化学物質の排出は、極めて脆弱な南極環境に壊滅的な影響を与える可能性があります。
  • 観光客の増加: 近年、南極への観光クルーズが増加しており、観光客の増加は、生態系への撹乱、廃棄物、事故による環境汚染などのリスクを高めます。
  • 鉱物資源の可能性と禁止: 南極大陸には石油や鉱物資源が存在する可能性が指摘されています。しかし、1991年に採択された「南極の環境保護に関する議定書(マドリード議定書)」により、2048年まで鉱物資源活動(探査・採掘)は禁止されています。これは、南極の環境を保護するための国際的な合意ですが、2048年以降に見直しが可能であるため、将来的に鉱物資源開発の動きが再燃する可能性も指摘されており、環境保護団体などはこの動向を注視しています。特に最近、ロシアの研究者がウェッデル海で大規模な石油埋蔵量を発見したと報じられたことで、この問題が再び注目されています。

南極は、その独自の環境ゆえに地球の気候変動や汚染の影響を敏感に受け、またその変化が地球全体に大きな影響を与える可能性があるため、国際的な協力による環境保護の取り組みが不可欠な地域です。

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