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【阿亀笹】はなんと読む?
- あかめざさ
- おかめざさ
- あかささ
- おきささ
おかめざさ(阿亀笹)とは
おかめざさ(学名: Shibataea kumasaca)は、イネ科オカメザサ属に属する常緑のタケ類です。名前に「ササ」とありますが、植物学的にはタケに分類されます。これは、タケノコの皮が早期に剥がれ落ちるというタケの特徴を持つためです。日本原産で、古くから栽培されてきましたが、野生での自生地は不明とされています。別名「ブンゴザサ」「ゴマイザサ」「フクザサ」とも呼ばれます。
特徴
- 小型のタケ: 日本産のタケ類の中では最も小型で、高さは1〜2メートル程度に成長します。剪定によってさらに低く抑えることも可能です。
- 密な葉: 地下茎の節間が短いため、稈(かん:茎のこと)が密集して生え、葉も密に茂ります。
- 特徴的な葉: 葉は広披針形(幅広い笹の葉のような形)で、長さ6〜10cm、幅1.5〜3.5cmほど。先は鋭く尖り、表面は鮮やかな黄緑色で滑らか、裏面は白っぽく短い毛が密生しています。一節から通常5本の短い枝が出て、その先にそれぞれ1枚の葉をつけるため、あたかも稈に直接5枚の葉がついているように見えます。
- タケとササの区別点: タケノコの時に稈を包む鞘が、成長とともに脱落するのがタケの特徴で、おかめざさもこの特徴を持ちます。
- 開花: 花を咲かせたり実を結んだりすることは極めて稀です。
用途
おかめざさはその特性から、様々な場所で利用されています。
- 庭園の植栽: 和風・洋風問わず、庭の下草や植え込みとして広く利用されます。明るい緑の葉が美しく、景観を彩ります。
- 生垣: 密に茂る性質を生かして、目隠しや区切りとしての生垣にも適しています。
- グランドカバー: 地下茎を横に伸ばして広がるため、地面を覆うグランドカバーとしても重宝されます。
- 縁起物: 東京の浅草の酉の市(とりのいち)で、この竹の稈(竿)におかめの面を吊り下げて縁起物として売られたことから「おかめざさ」という名がついたとされています。
栽培方法
非常に丈夫で育てやすい植物です。
- 日当たり: 日なたから半日陰まで幅広く対応します。半日陰の方が葉焼けしにくい傾向があります。
- 土壌: 水はけがよく、適度な湿り気のある場所を好みます。腐葉土や赤玉土を混ぜた土が良いでしょう。やや酸性の土壌が適しています。
- 水やり: 地植えの場合は、基本的に降雨に任せますが、夏場に乾燥が続く場合は水やりが必要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
- 肥料: 寒肥として有機質の肥料を施すのが一般的です。痩せた土壌でなければ、特に施肥の必要はありません。
- 剪定: 草丈を低く抑えたり、形を整えたりするために剪定が可能です。強剪定にも耐えます。剪定の適期は2月頃や10月〜11月とされます。新芽が出る前の初夏(梅雨時期)に古い葉を刈り込むと、新しい緑の葉が出揃い美しい状態を保てます。
- 増殖: 株分けや地下茎で増やすことができます。
注意点
- 地下茎の広がり: 地下茎を伸ばして広がるため、場所を限定したい場合は、鉢植えにしたり、土中に仕切りを埋めたりするなどの対策が必要です。
- 寒さ: 若干寒さに弱いとされますが、東北地方南部以南であれば栽培可能です。冬場は乾燥に注意し、必要に応じて保温材を敷くなどの対策も有効です。
おかめざさは、その可愛らしい葉と育てやすさから、日本の庭園文化に深く根付いている植物と言えるでしょう。
