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動物分布境界線「ブラキストン線」が引かれるのはどこ?
- 津軽海峡
- 根室海峡
- 宗谷海峡
- 間宮海峡
ブラキストン線は、日本の生物地理学における重要な分布境界線の一つで、主に津軽海峡に引かれています。この線を境に、北海道と本州の陸上動物相が大きく異なることが特徴です。
ブラキストン線の概要と提唱者
- 提唱者: イギリスの軍人であり動物学者であるトーマス・W・ブラキストン(Thomas W. Blakiston, 1832-1891)が、1880年に鳥類の分布調査に基づいて提唱しました。
- 位置: 津軽海峡(北海道と本州の間)を東西に横切る線です。そのため、「津軽海峡線」とも呼ばれます。
なぜ境界線が生じたのか?
ブラキストン線が存在する主な理由は、過去の地球の気候変動と地理的要因にあります。
- 氷河期の影響: 地球が寒冷だった氷河期には、海水面が低下し、大陸と日本列島の一部が陸続きになった時期がありました。
- 北海道: サハリン(樺太)を通じてユーラシア大陸と陸続きになったと考えられています。このため、北海道にはシベリア系の動物が多く分布するようになりました。
- 本州以南: 津軽海峡は水深が深く、氷河期でも陸続きにならずに残り、動物の移動を妨げる障壁となりました。これにより、本州以南の動物相は、大陸の満州(中国東北部)や朝鮮半島系の動物との類似性が高くなりました。
- 現在の津軽海峡: 最短距離は約19km、最深部が449mと深く、潮流も速いため、現代でも多くの陸上動物にとって容易に渡れる場所ではありません。
ブラキストン線を境に異なる動物の例
この線を境に、以下のような動物の分布が明確に分かれます。
北海道に分布する北方系の動物(南限)
- 哺乳類: ヒグマ、ナキウサギ、エゾシカ、エゾリス、エゾモモンガ、クロテンなど
- 鳥類: シマフクロウ、ヤマゲラなど
本州以南に分布する南方系の動物(北限)
- 哺乳類: ツキノワグマ、ニホンザル、ニホンカモシカ、ニホンジカ、ニホンリス、ホンドモモンガ、ホンドタヌキ、モグラ科の動物など
- 鳥類: キジ、ヤマドリ、ライチョウなど
その他の分布境界線
日本列島には、ブラキストン線以外にもいくつかの重要な生物の分布境界線が存在します。
- 八田線(宗谷線): 北海道の宗谷海峡に引かれ、主に両生類や爬虫類の分布を区別します。
- 渡瀬線: 鹿児島県のトカラ列島に引かれ、旧北区と東洋区の境界とされ、哺乳類、両生類、爬虫類などに明確な違いが見られます。
近年の変化
1988年の青函トンネル開通などにより、一部の動物が人為的に移動したり、自然に分布域を広げたりするケースも報告されており、ブラキストン線で示される生態系の区別が完全に固定されたものではないという見方も出てきています。例えば、青森県でキタキツネの生息が確認されるなど、生態系の変化が指摘されています。
ブラキストン線は、日本の多様な生物相を理解する上で非常に重要な概念であり、日本の生物の進化や分布の歴史を物語っています。
