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伝説上の消えた大陸のうち、インド洋にあったといわれているのはどれ?
- アトランティス
- レムリア
- ゴンドワナ
- ムー
「レムリア」という言葉には、大きく分けて2つの意味合いがあります。
- 科学的な仮説としてのレムリア大陸説
- オカルト・スピリチュアルにおける伝説の超古代文明
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 科学的な仮説としてのレムリア大陸説
レムリアは、イギリスの動物学者フィリップ・スクレーターが1874年に提唱した、インド洋に存在したとされる仮想の大陸です。
- 提唱の背景: スクレーターは、インドやアフリカ、マダガスカルなどに生息するキツネザル(lemur)が共通の祖先を持つことに対し、当時、これらの地域が陸続きであったとする「陸橋説」を唱えました。その中で、インド洋に存在したとされる大陸を「レムリア」と名付けました。
- その後の展開: 当初はレムリア大陸説を含む陸橋説が優勢でしたが、20世紀に入り、アルフレート・ウェーゲナーによって提唱された「大陸移動説」が注目され、1968年のプレートテクトニクス理論の完成によって、大陸移動説が確実なものとなりました。これにより、レムリア大陸説のような仮想大陸の存在は、科学的には否定されています。
しかし、興味深いことに、レムリア大陸説が否定された現在でも、イギリス領インド洋地域のモットーにはラテン語で「In tutela nostra Limuria」(レムリアは私たちの信義の中に)という言葉が使われています。
2. オカルト・スピリチュアルにおける伝説の超古代文明
科学的な仮説とは別に、オカルトやスピリチュアルの世界では、レムリアは遥か古代に存在したとされる高度な文明として語られています。
- 神智学との関連: このオカルト的なレムリア大陸説は、神智学協会創設者の1人であるブラヴァツキー夫人が1888年に刊行した著書『シークレット・ドクトリン』において登場しました。この中でレムリアは、インド洋ではなく太平洋に存在した大陸とされ、神秘学者たちの間で広く支持されました。
- 特徴とされるもの:
- 自然との調和: レムリアの文明は、自然と深く調和し、共生していたとされます。
- 高い精神性: 人々は魂の成長と発展を重視し、高い精神性を持っていたと言われます。テレパシーでコミュニケーションをとっていたという説もあります。
- 愛と平和の社会: 争いを好まず、愛と信頼に満ちた平和な社会が築かれていたとされます。
- 縄文文化との関連: 日本の縄文文化との関連性や、縄文人がレムリアから逃れてきた人々によって築かれた文明であるという説もあります。
- 滅亡の理由: 文明の滅亡については諸説ありますが、自然災害や人々の精神性の変化などが挙げられます。
- 現代への影響: 現在、レムリアはオカルトやニューエイジの分野で幅広く影響を与えており、レムリアの叡智やヒーリング、レムリアに由来するとされるパワーストーン(レムリアンシードなど)が語られています。ハワイもレムリアの残りであるという説があり、ハワイが好きな人が多いことにも関連付けられることがあります。
このように、「レムリア」という言葉は、科学的な文脈とオカルト・スピリチュアルな文脈で異なる意味を持つ、非常に興味深い概念と言えるでしょう。
