神奈川県厚木市のオータワールドビルで営業していたボウリング場が2021年10月7日の地震の影響で休業に追い込まれていた、ボウリングステージスマイルフィールドが王冠ボウルからの撤退を発表して2023年12月20日に閉店しました。
不思議なのがそれほど強くはない地震で震源地も千葉県北西部でマグニチュードも5.9なのに影響が出るというビルの設備は大丈夫なのか?
最大震度5強
ボウリングステージスマイルフィールドがあるのは神奈川県厚木市で、震源地は千葉県北西部という関東地方の地震の震源地として多い場所なのですが、この周辺での震度は最大震度5強や5弱です。
そしてこの周辺で地震の影響で休業しているような店舗のニュースは特に話題にはなっていませんが、なぜ震度4の厚木市で休業するほど影響が出たのか不思議に思いますね。
オータワールドビル
ボウリングステージスマイルフィールドが入居する「オータワールドビル」にはパチンコ屋さんや飲食店などがありますが、通常営業しています。
そう考えるとビル自体には特に耐震性などの問題がありそうな感じがしませんので、なぜ3階のボウリング場だけ震度4にもかかわらず地震の影響が出たのか不思議ですね。
このような状況から、ボウリング場側も再開に向けてオータワールドビル側と交渉を重ねていたようでしたが、なぜか時間がかかり交渉決裂のようで、継続断念になり2023年12月20日に営業終了し閉店しました。
交渉決裂の原因がボウリングステージスマイルフィールド側とオータワールドビル側のどちらかの問題化はわかりませんが、一般論として地震の影響で営業不能に陥った破損個所の修復費用が占有スペースなのか共用スペースなのかの線引きがあいまいな箇所で、話し合いが平行線により決裂の可能性がよくありますね。
費用負担割合算定が困難
数少ない経験ですが、天井から水が漏れてきた時に原因によって費用負担が異なるということを知り、半年以上揉めたことがありました。
最終的には、エアコンの配管の占有スペースと共用スペースのつなぎ目が壊れたことが原因で水が漏れたことが原因だったので、大家さんが全額負担で解決したのです。
しかしながら、当初エアコン故障が原因で水が漏れたから店舗責任と言われ、天井や壁の貼り換え費用まで請求されましたが、エアコンメーカーの修理を依頼したところ故障していない事が判明し、配管が原因という結論になったのです。
すると今度は、破損個所が配管のつなぎ目なので半分負担請求に変更になったのですが、配管のずれた位置を調べてもらったら、共用スペース部分の配管を固定する部品が脱落していたのが見つかったので、ようやく全額大家さん負担で解決に至りました。
もちろん、エアコン業者の出張費や施工業者の費用に合わせ、修復完了までの間のテナント賃料の免除も交渉することになった思い出があり、大手ショッピングモールが相手でも大変だったので中小ビルならば、もっと大変だと思いますから、決裂して閉店を選ぶのも無理はなさそうですね。