老舗で50年超営業のボウリング場が閉店するニュースは多いけど、2013年11月にオープンしたボウリング場なのに最終営業日は2024年1月8日と、わずか10年で閉店に追い込まれてしまったのは、福島県会津若松市にあるボウリング王国スポルト会津ロイヤルプラザ店です。
なぜ10年で閉店なのか?
コロナの影響や円安や原油高による電気代や物価高騰の影響を疑いたくなりますが、実は予定通りの契約満了による閉店だったということです。
会津若松市中心市街地活性化基本計画
人口減少と過疎化による町の空洞化という問題が日本全国の地方自治体の頭の悩みどころで、会津若松市も街の活性化の為に、2007年には会津若松市中心市街地活性化協議会が発足させました。
会津若松市は鶴ヶ城を中心とした城下町が街の発展を支えていたので、将来の活性化の為に鶴ヶ城から会津若松駅のエリアをこれからも中心に、魅力ある街づくりを目指すことになりました。
「ロイヤルプラザ」改修整備事業
スポルト会津ロイヤルプラザ店を出店する時点で長期営業できないことはわかっていたと思われる理由として、基本計画の中の1つ目に「商業の活性化による魅力あふれるまちづくり」として、1973年に建てられた「ロイヤルプラザビル」の改修整備事業が盛り込まれていたからです。
そして2023年5月19日に「第3期会津若松市中心市街地活性化基本計画」が発表されたので、スポルト会津ロイヤルプラザ店が入る「ロイヤルプラザビル」改修整備事業も動き始めたので、賃貸契約満了による営業終了の発表がされたのです。
そして具体的な日程が決まり、2024年1月8日最終営業となりました。
改修後のスポルト再出店は?
「第3期会津若松市中心市街地活性化基本計画」にロイヤルプラザ改修後は、飲食店や小売店舗の再誘致を行って商業集積推進すると記載されています。
ただ、この基本計画は2028年3月31日までの計画なので、具体的なことは書かれていないのでまだ決まっていないというのが正式なところだと推測できます。
5年後の復活を期待して待つしかありませんね。