現存する、世界一古い木造建築物は?

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現存する、世界一古い木造建築物は?

  1. 四天王寺
  2. 法隆寺
  3. 東大寺
  4. 薬師寺

【答え】 法隆寺

法隆寺は、奈良県斑鳩町にある、聖徳宗の総本山であり、日本を代表する古刹です。その歴史、建築様式、そして多くの宝物から、日本の仏教文化の源流を知ることができます。

歴史

  • 創建: 推古天皇15年(607年)頃、聖徳太子が父である用明天皇の病気平癒を願って建立を発願し、完成したと伝えられています。当初は「斑鳩寺(いかるでら)」と呼ばれていました。
  • 焼失と再建: 『日本書紀』によると、天智9年(670年)に法隆寺は全焼したと記されており、発掘調査でも裏付けられています。その後、7世紀末から8世紀初頭にかけて再建が進められ、現在の西院伽藍(世界最古の木造建築群として知られる)が復興されました。
  • 東院伽藍: 斑鳩宮(聖徳太子の一族が住んでいた場所)の跡地が荒廃しているのを嘆いた奈良時代の高僧、行信僧都が天平11年(739年)頃、太子の菩提を願って夢殿を中心とする東院伽藍を建立しました。
  • 世界遺産登録: 平成5年(1993年)に「法隆寺地域の仏教建造物」として、日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

建築様式

法隆寺の建築様式は、日本の寺院建築の基礎となった「飛鳥様式(飛鳥様)」を代表するものです。

  • 胴張り: 柱の真ん中がわずかに膨らんでいる「エンタシス」と呼ばれる技法が特徴で、古代ギリシャ建築との類似性が指摘されています。
  • 軒の反り上がり: 大きく反り上がった軒のある屋根が特徴的です。
  • 組物: 金堂には「雲斗(くもと)」や「雲肘木(くもひじき)」と呼ばれる、渦模様が彫刻された凝った組物が使われています。
  • 耐震性: 五重塔は「積み上げ構造」という建築方法を採用しており、各階の接合部が柔軟に動くことで、地震の揺れを軽減する「免震」に近い耐震性を備えています。

主要な伽藍と見どころ

法隆寺の境内は大きく西院伽藍東院伽藍に分けられます。

  • 西院伽藍:
    • 金堂: 法隆寺の中心となる建物で、本尊の釈迦三尊像などが安置されています。創建時の法隆寺が焼失した後、再建された現存する世界最古の木造建築物の一つです。
    • 五重塔: 高さ約32mを誇る五重塔は、日本最古の五重塔であり、その耐震技術は現代にも通じるものがあります。
    • 中門・回廊: 金堂と五重塔を取り囲むように配置されています。
  • 東院伽藍:
    • 夢殿: 聖徳太子の住居であった斑鳩宮の跡に建てられた八角円堂で、救世観音像(ぐぜかんのんぞう)が安置されています。
  • 大宝蔵院:
    • 法隆寺に伝わる多くの宝物を収蔵・展示している施設です。特に国宝「百済観音像」や「玉虫厨子(たまむしずし)」などが有名です。

宝物

法隆寺には、国宝38件・150点、重要文化財を含めると約3000点にも及ぶ優れた仏教美術品が所蔵されています。

  • 法隆寺献納宝物: 明治時代に皇室に献納され、現在は東京国立博物館に所蔵されている法隆寺ゆかりの宝物の総称です。金銅仏や伎楽面、聖徳太子絵伝などが含まれます。
  • 金堂釈迦三尊像: 鞍作止利(くらつくりのとり)が造ったとされる金堂の本尊で、聖徳太子の姿を写したとも伝えられています。
  • 百済観音像: 細身で柔らかな表情が特徴の観音像で、飛鳥時代の仏像の最高傑作の一つとされています。
  • 玉虫厨子: 透かし彫りの銅板と玉虫の羽が貼られた厨子で、仏教美術の粋を集めた工芸品です。
  • 百万塔陀羅尼: 称徳天皇が発願して作られた百万基の小塔に納められた経典で、現存する年紀の明らかな印刷物としては世界最古とされています。

法隆寺は、日本の古代文化や仏教美術、建築技術を知る上で非常に重要な場所であり、その歴史と美しさは多くの人々を魅了し続けています。

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