次のうち、二十四節気ではないものはどれ?

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次のうち、二十四節気ではないものはどれ?

  1. 雨水
  2. 啓蟄
  3. 猛暑
  4. 寒露

【答え】 猛暑

近年、日本だけでなく世界中で猛暑が頻発する主な理由は、複数の要因が複雑に絡み合っているためです。特に影響が大きいのは以下の点です。

1. 地球温暖化の進行

これが最も根本的な原因です。人間の活動、特に化石燃料の燃焼によって大気中の二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが増加し、地球全体の平均気温が上昇しています。

  • 長期的な気温上昇傾向: 地球温暖化により、日中の最高気温だけでなく、夜間の最低気温も上昇傾向にあり、熱帯夜が増加しています。これにより、体が暑さに慣れる機会が少なくなり、熱中症のリスクも高まります。
  • 極端な気象現象の増加: 地球温暖化は、単に平均気温を上げるだけでなく、熱波や豪雨といった極端な気象現象の発生頻度と強度を増幅させるとされています。

2. 都市化とヒートアイランド現象

特に都市部で猛暑が厳しくなる要因です。

  • 人工的な熱の発生: ビルやアスファルトの増加、エアコンの排熱、自動車の排気熱など、都市活動から発生する人工的な熱が増加します。
  • 熱の蓄積: コンクリートやアスファルトは熱を吸収しやすく、蓄積した熱を夜間も放出するため、気温が下がりにくくなります。緑地や水面が減ることも、蒸発冷却効果を低下させます。
  • 風通しの悪化: 高層ビル群などにより風の流れが悪くなり、熱気が滞留しやすくなります。

3. 大気循環の偏り・自然変動

一時的または周期的な気象現象も猛暑に影響を与えます。

  • 太平洋高気圧とチベット高気圧の張り出し: 日本の夏に暑さをもたらす主要因である太平洋高気圧の勢力が強まったり、チベット高気圧と重なり合ったりすることで、日本列島が高気圧に覆われ、晴天が続き日差しが強まり、気温が上昇しやすくなります。
  • 偏西風の蛇行: 地球の中緯度帯を流れる偏西風が大きく蛇行することで、普段よりも暖かい空気が日本付近に流れ込みやすくなり、猛暑につながることがあります。この偏西風の蛇行には、北極圏の温暖化(北極振動)が関係している可能性も指摘されています。
  • 海洋現象の影響(エルニーニョ現象・ラニーニャ現象、インド洋ダイポールモード現象など):
    • エルニーニョ現象: 太平洋赤道域の海水温が平年より高くなる現象で、これが終息に向かう際に、周辺海域の海面水温が高くなり、日本付近に暖かく湿った空気が流れ込みやすくなることがあります。
    • ラニーニャ現象: エルニーニョ現象とは逆に、太平洋赤道域の海水温が低くなる現象ですが、これによってインド洋西部で海水温が高くなり、「正のインド洋ダイポールモード現象」が発生すると、日本は猛暑になる傾向があることが分かっています。
    • 日本近海の海水温の上昇: 日本周辺の海水温が高い状態が続くと、それが熱源となり、気温が上がりやすくなります。

まとめ

近年の猛暑は、地球温暖化による気温の底上げという長期的な傾向に加え、都市化によるヒートアイランド現象、そして高気圧の勢力や偏西風の蛇行といった一時的な大気循環の偏り、さらにはエルニーニョ/ラニーニャ現象やインド洋ダイポールモード現象などの海洋変動が複合的に作用して引き起こされています。

特に、地球温暖化によって気候システム全体のエネルギーが増加しているため、個々の気象現象がより極端な形で現れやすくなっていると考えられています。

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