毎年1回無料航空券と交換継続中!ポイントタウンのクイズと答えで「プロ野球のホームラン最多本数を記録しているのは王貞治。ではその数は何本?」を正解してポイントをゲットしてポイ活を楽しみませんか?
プロ野球のホームラン最多本数を記録しているのは王貞治。ではその数は何本?
- 756
- 768
- 868
- 838
王貞治氏のホームランは、その数(通算868本は世界記録)もさることながら、その打撃フォームと哲学に多くの特徴がありました。
主な特徴は以下の通りです。
- 一本足打法(フラミンゴ打法):
- 王貞治氏の代名詞とも言えるのが、一本足で立ち、投球に合わせて高く上げた右足を着地させると同時にスイングに入る「一本足打法」です。
- これは、本来打席で静止しているべき体をあえて不安定な状態にすることで、軸足に体重を最大限に溜め込み、それを一気に開放する反動を利用して強烈なスイングを生み出す狙いがありました。
- この打法によって、ボールを長く見極めることができ、また、体重移動を効率的に行うことで飛距離を出すことが可能になりました。
- 本人は「真っすぐが打てなかったから」一本足打法を取り入れたと語っており、苦手な球種を克服するための工夫が、結果的に偉大な記録に繋がりました。
- 圧倒的なプルヒッター(引っ張り傾向):
- 王貞治氏のホームランの多くはライト方向、特に右翼・右中間へ飛んでいました。生涯ホームラン868本のうち、右翼・右中間へのホームランが752本と圧倒的多数を占めています。
- これは、完璧にボールを捉え、バットの芯でボールの芯を打ち抜くことで、引っ張ってスタンドインさせる技術が卓越していたことを示しています。
- 王シフトと呼ばれる極端な守備体系が敷かれたのも、このプルヒッターとしての特性を警戒してのことでした。
- 「バットの芯とボールの芯を結ぶ」という哲学:
- 王氏は「ホームランを打とうという意識で打席に立ったことはなかった」と語っています。
- 彼が常に意識していたのは、「ボールの芯とバットの芯をきちんと結ぶこと」。この「点と点」を正確に合わせることで、ボールは自然と遠くへ飛ぶと考えていました。
- この考え方は、力任せに振るのではなく、いかに正確にボールを捉えるか、という技術と哲学に裏打ちされていました。
- 「最短距離」と「アッパースイング」の融合:
- 王氏はしばしば「ボールに向かってバットを最短距離で出す」と指導していましたが、実際の彼のスイング軌道は、アッパースイングであったことが数値化によって示されています。
- これは、練習での素振りと試合でのスイングの感覚の違い、あるいは「内的な基準(Internal Reference)」によるもので、ボールに対して下から入っていくことで、ホームランになりやすい角度でボールを捉えていたと考えられます。
- 「上から下に打つ“つもり”で打つ」という指導は、感覚的な指導であり、実際の動きと感覚が一致していなくても、結果的に最適な軌道を生み出すという彼なりの哲学でした。
- 「ヒッチ」の動き:
- 足を高く上げて下ろす動きと同時に、手を上下させる「ヒッチ」と呼ばれる動きが特徴的でした。
- これは、バットのトップの位置を調整し、スイングの始動をスムーズにするための動きであり、独自のタイミングとリズムを生み出していました。
これらの特徴が組み合わさることで、王貞治氏は類まれなるホームラン打者となり、プロ野球史に名を刻むことになりました。彼の打撃は、単なる力強さだけでなく、精密な技術と深い哲学に裏打ちされたものであったと言えるでしょう。

