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日本人の平均寿命が初めて男女ともに50歳を越えたのはいつ?
- 明治22年
- 大正12年
- 昭和22年
- 昭和42年
【答え】 昭和22年
昭和22年(1947年)は、第二次世界大戦後の日本の復興期において、日本の社会システムが大きく変革された非常に重要な年です。GHQ(連合国最高司令官総司令部)の占領下で、民主化と非軍事化が進められました。主な出来事は以下の通りです。
政治・法制度の大きな転換
- 日本国憲法が施行される(5月3日):前年の11月3日に公布された日本国憲法が、この日施行されました。これにより、大日本帝国憲法から国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基本原理とする新しい国家体制へと移行しました。
- 教育基本法・学校教育法が公布される(3月31日):戦前の教育制度を大きく変え、民主主義と個人の尊重に基づいた新しい教育の理念とシステム(六・三・三制など)が定められました。
- 労働基準法が公布・施行される(4月7日公布、9月1日施行):労働者の権利と労働条件の最低基準を定める法律として制定され、労働者の保護が図られました。
- 独占禁止法が公布される(4月14日):経済の民主化を促進するため、財閥解体などの政策と連動して、私的独占の禁止と公正な取引の確保を目指す法律が制定されました。
- 地方自治法が公布される(4月17日):地方分権の推進を目的とし、地方自治体の権限や組織に関する基本的な枠組みが定められました。
- 第1回参議院議員選挙(4月20日)および第23回衆議院議員総選挙(4月25日):新憲法下で初めての国政選挙が実施されました。衆議院選挙では、日本社会党が第1党となり、片山哲内閣が成立しました。これは、日本の憲政史上初の社会党内閣であり、また初の連立政権でした。
- 内務省が解体される(12月31日):戦前の強大な権力を持っていた内務省が解体され、警察組織などが民主化されました。
社会・経済
- インフレの進行と「耐乏生活」:戦後の物資不足と混乱により、インフレが深刻化し、国民は厳しい「耐乏生活」を強いられました。闇市が蔓延し、食料品や日用品の確保が困難な状況が続きました。
- 学校給食の開始(1月20日):戦後の食料不足の中、子どもたちの栄養状態改善のため、GHQの援助物資を活用して学校給食が開始されました。
- 第1回経済白書発表(7月4日):「財政も家計も赤字」という副題が付けられ、当時の厳しい経済状況が示されました。
- 第1次ベビーブームの始まり:終戦直後から、出生数が大幅に増加し、後の「団塊の世代」が誕生するきっかけとなりました。
- 隠退蔵物資事件の暴露:旧軍の物資などが隠匿され、闇で取引されていたことが問題となり、大きな社会問題となりました。
- キャスリーン台風による大規模な水害(9月):関東地方を中心に大きな被害が出ました。
国際情勢
- トルーマン・ドクトリン発表(3月12日):アメリカのトルーマン大統領が、ギリシア・トルコへの軍事援助を発表し、東西冷戦が本格化するきっかけとなりました。
- マーシャル・プラン発表(6月5日):アメリカのマーシャル国務長官が、戦後の疲弊したヨーロッパ経済の復興を支援する計画を発表しました。
- インドとパキスタンの分離独立(8月):イギリス領インド帝国が、ヒンドゥー教徒のインドとイスラム教徒のパキスタンに分離して独立しました。
昭和22年は、日本が戦後の混乱から立ち直り、民主的な国家としての基盤を築き始めた年であり、現在の日本の社会や制度の多くがこの年にその原型を確立しました。