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チョコレート発祥の地は、現在のどこの国?
- メキシコ
- ガーナ
- ブラジル
- ベルギー
チョコレートの発祥は、非常に古く、その歴史は数千年にも及びます。現在私たちが知っているような「固形の甘いチョコレート」になるまでには、長い進化の過程がありました。
チョコレートのルーツ:古代メソアメリカ
最新の研究によると、カカオの発祥の地は、約5300年前(紀元前3300年頃)の南米エクアドルと考えられています。エクアドルのサンタ・アナ・ラ・フロリダ遺跡から、カカオを栽培していたことを裏付ける土器が発掘され、その土器片からカカオの成分が検出されました。この頃から、カカオは何らかの形で食用にされていたことが分かっています。
その後、カカオの利用は中南米、特に現在のメキシコを含むメソアメリカ地域に広まっていきました。
- オルメカ文明(紀元前1500年頃~): メソアメリカで最初にカカオを利用した文明の一つとされています。儀式や薬として、カカオを加工して飲んでいたと考えられています。
- マヤ文明(紀元前600年頃~): マヤ文明では、カカオは「神の食べ物」として非常に重要視されていました。カカオ豆を焙煎し、すりつぶして水や唐辛子、トウモロコシの粉などと混ぜて飲んでいました。この飲み物は「ショコラトル(Xocolatl)」(苦い水)と呼ばれ、王族や貴族の間で珍重されただけでなく、一般の人々にも広く飲まれていました。また、カカオ豆は貨幣としても使われるほど価値がありました。
- アステカ文明(14世紀頃~): アステカ文明でもカカオは神聖なものとされ、飲み物として王侯貴族に愛飲されました。特に皇帝モンテスマ2世は、日に何杯もショコラトルを飲んでいたと伝えられています。
ヨーロッパへの伝来と進化
- コロンブスとコルテス: 1502年、クリストファー・コロンブスが第四次航海の途中でカカオ豆をヨーロッパに持ち帰ったのが最初とされていますが、当時はあまり注目されませんでした。本格的にヨーロッパに伝わったのは、16世紀にスペインの征服者エルナン・コルテスがアステカ王国からカカオを持ち帰ってからです(1528年頃)。
- スペインでの普及: スペインでは、アステカの飲み物に砂糖や蜂蜜を加えて甘くする工夫がされ、貴族の間で贅沢な飲み物として人気を博しました。
- ヨーロッパ全土への広がり: 17世紀に入ると、チョコレートはフランス、イタリア、イギリスなどヨーロッパ各地の宮廷や上流階級に広まっていきました。チョコレートハウスと呼ばれる喫茶店のような場所も登場し、嗜好品としての地位を確立していきます。
「固形のチョコレート」の誕生
長い間、チョコレートは飲み物として楽しまれていましたが、19世紀に入ると大きな転機が訪れます。
- ココアプレスの発明(1828年): オランダのコーンラート・ヨハネス・ファン・ハウテンが、カカオ豆から脂肪分(ココアバター)を分離するココアプレスを発明しました。これにより、ココアパウダーとココアバターが別々に作れるようになり、チョコレートの多様な利用が可能になりました。
- 初の固形チョコレートバー(1847年): イギリスのJ.S.フライ&サンズ社が、ココアパウダー、砂糖、そしてココアバターを混ぜ合わせて型に流し込み、固めることで、現在の「固形のチョコレートバー」を初めて製造しました。これが、食べるチョコレートの始まりとされています。
- ミルクチョコレートの誕生(1876年): スイスのダニエル・ピーターがミルクパウダーを加えてミルクチョコレートを開発し、その後のチョコレート産業の発展に大きな影響を与えました。
このように、チョコレートは古代文明の神聖な飲み物から、ヨーロッパの贅沢品、そして近代の技術革新を経て、世界中で愛される固形のスイーツへと進化していきました。