ポイントタウンのクイズと答えで「1フィートは約何センチ?」を正解してポイントをゲットしてポイ活を楽しみませんか?
1フィートは約何センチ?
- 12.88センチ
- 24.38センチ
- 30.48センチ
- 33.33センチ
ゴルフのカップの大きさは、現在、**直径4.25インチ(約108mm)**と世界共通のルールで定められています。このサイズは、非常に意外な経緯で決まり、そして120年以上もの間、変更されることなく使われ続けています。
その由来は、ゴルフ発祥の地とされるスコットランドのセントアンドリュースにあります。
確立までの経緯
19世紀後半まで、ゴルフコースのカップは、単に地面に適当な大きさの穴を掘っただけのものでした。そのため、コースによって穴の大きさがバラバラだったり、ラウンド中にプレーヤーが次のホールのティーショットに使うために穴の土をつまんで持ち去ることで、穴が崩れて大きくなってしまう、といった問題がありました。
そこで、セントアンドリュースの有名なグリーンキーパー(ゴルフ場の整備をする人)であり、全英オープンで4度優勝した伝説的なゴルファーでもあるトム・モリス・シニアが、この問題を解決する方法を考案しました。彼は、たまたま近くにあった水道管を適当な長さに切って、その筒をグリーンの穴に埋め込むことを思いついたのです。これにより、穴の大きさを一定に保ち、崩れるのを防ぐことができました。
そして、この時モリスが使用した水道管の直径が、たまたま**4.25インチ(約108mm)**だったのです。
公式ルールとしての制定
このモリスの画期的なアイデアは、たちまち他のゴルフコースにも広まり、一般的になりました。そして、1891年、ゴルフの統括機関である**ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース(R&A)**が新しいゴルフ規則を発行した際、この4.25インチがホールの標準サイズとして正式に定められました。
絶妙なサイズ
この4.25インチというサイズは、ゴルフボールの直径(約42.67mm)と比較すると、ボールが約2.5個分入る程度の大きさです。この「たまたま」決まったサイズが、ボールが入るか入らないかの絶妙な難しさを生み出し、ゴルファーが一喜一憂するパッティングの醍醐味につながっています。もし、あと少し大きかったり小さかったりしたら、ゴルフというスポーツのあり方も大きく変わっていたかもしれません。
このように、ゴルフのカップの大きさは、偶然の出来事がもとになり、それがやがて公式なルールとして確立され、現在に至るまで変わることなく受け継がれているのです。

