「マンガ」という言葉の元々の語源はどの言語ですか?

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「マンガ」という言葉の元々の語源はどの言語ですか?

  • 日本語
  • 英語
  • 中国語
  • 韓国語

【答え】日本語

「漫画」という言葉の語源は、主に日本で生まれたもので、いくつかの段階を経て現在の意味にたどり着いたと考えられています。

1. 「気の向くままに描く絵」としての「漫画」

「漫画」という言葉の漢字は、「(みだりに、むやみに、そぞろに、なんとなしに)」と「(描くこと)」を組み合わせたものです。つまり、元々は「気の向くままに、あるいは自由奔放に描いた絵」といった意味合いを持っていました。

この言葉が文献に登場するのは江戸時代です。

  • 1798年(寛政10年): 山東京伝(さんとうきょうでん)が著した絵本『四時交加(しじのゆきかい)』の序文で、「気の向くままに描く」という意味で「漫画」という言葉が使用されたのが、確認されている最初の例とされています。この時点では、現在のコマ割りされたストーリー性のある漫画とは異なります。
  • 1814年(文化11年): **葛飾北斎(かつしかほくさい)**が出版を始めたスケッチ画集『北斎漫画』によって、この言葉が広く世に知られるようになりました。北斎漫画は、人物、動物、風景、妖怪など、あらゆるものを対象に、ユーモラスで自由な筆致で描かれた約4,000点のスケッチが収められています。これは、物語性というよりは、絵の題材や表現の多様性を示すものでした。

2. 西洋の「コミック」との出会いと「漫画」の訳語

明治時代に入り、西洋から「caricature(カリカチュア:風刺画、戯画)」や「cartoon(カートゥーン:漫画、風刺画、アニメーション)」、「comic(コミック:滑稽な、ユーモラスな、またその作品)」といった言葉が入ってきます。

これらの言葉に対して、日本人は「漫画」という言葉を訳語として用いるようになります。

  • 明治時代に、**今泉一瓢(いまいずみいっぴょう)が「caricature」などに「漫画」という訳を付け、また、日本の漫画の父とも言われる北澤楽天(きたざわらくてん)**が「comic」に「漫画」という訳を付けたことで、現在の「ストーリー性のある絵による表現」としての「漫画」の意味合いが定着していきました。

3. 日本の絵画史との関連

日本の絵画史には、古くからユーモラスな絵や風刺画、物語絵が存在していました。

  • 鳥獣人物戯画(鳥獣戯画): 平安時代末期から鎌倉時代初期に描かれた絵巻物で、「日本最古の漫画」や「漫画のルーツ」とも言われます。これは詞書(ことばがき)がなく絵だけで構成されており、動物たちが人間のように振る舞う様子がユーモラスに描かれ、現在の漫画に通じる擬人化や動きの表現が見られます。ただし、この時代には「漫画」という言葉は存在しませんでした。
  • 黄表紙(きびょうし): 江戸時代中期に流行した挿絵入りの小説で、現代の漫画の原型とも言われます。絵と文章が一体となり、風刺や滑稽さを表現していました。

これらの日本の絵画文化の土壌があったからこそ、「漫画」という言葉が西洋のコミックに対する適切な訳語として受け入れられ、発展していったと考えられます。

まとめると、「漫画」の語源は、元々「気の向くままに描かれた絵」を意味する日本語であり、特に葛飾北斎の『北斎漫画』によって一般に広まりました。その後、西洋の「comic」などの訳語として用いられる中で、現在の「ストーリー性のある連続した絵による表現」という意味が確立していった、と言えます。

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