世界遺産である「古代遺跡ペトラ」はどの国にありますか?

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世界遺産である「古代遺跡ペトラ」はどの国にありますか?

  • トルコ
  • ヨルダン
  • エジプト
  • ギリシャ

【答え】ヨルダン

ペトラは、ヨルダン南部に位置する古代都市遺跡で、1985年にユネスコの世界遺産に登録され、2007年には新・世界七不思議の一つにも選ばれました。「バラ色の古代都市」とも呼ばれるこの遺跡は、その壮大な岩窟建築と独特の歴史的背景から、世界中の人々を魅了し続けています。

歴史と文明

ペトラは、主に紀元前2世紀頃に栄えたナバテア王国の首都として知られています。

  • ナバテア人: 北アラビアを起源とする遊牧民族で、優れた水利技術を持っていたと言われています。降水量の少ない砂漠地帯で、ダムや貯水槽、水道管などを整備し、都市を築き上げました。
  • 隊商都市としての繁栄: ペトラは、シルクロードや香辛料の道が交差する交通の要衝に位置していました。ナバテア人はその立地を活かし、乳香や没薬(ミルラ)、香辛料などの交易で莫大な富を築き、最盛期には3万人もの人々が暮らしていたとされます。
  • ローマ支配と衰退: 紀元106年にはローマ帝国に併合され、ローマのアラビア属州の一部となります。その後、交易路の変化や西暦363年の大地震などの影響を受け、徐々に衰退し、歴史の表舞台から姿を消して、1000年以上にわたり忘れ去られた都市となりました。
  • 再発見: 1812年にスイス人探検家ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって「再発見」され、その存在が西洋世界に知られるようになりました。

建築様式と特徴

ペトラの最大の特徴は、周囲の切り立った砂岩の岩壁を削り出して造られた壮大な建造物群です。

  • 岩窟建築: 神殿、墓、住居、劇場などが、一枚岩の崖に直接彫り込まれています。これはナバテア人の高度な建築技術と芸術的センスの証です。
  • 東西文化の融合: ナバテア人の建築様式には、彼らが交易で接触した古代オリエント、ギリシャ、ローマ、エジプトなど、様々な文化の影響が見られます。特に、ギリシャ・ローマ風のコリント式やイオニア式の柱、ファサード(建物の正面装飾)と、東方的な要素が混じり合った独特の様式が特徴です。
  • バラ色の岩肌: 砂岩の地層が日の光の角度によって赤、ピンク、オレンジ、褐色など様々な色に変化するため、「バラ色の古代都市」と呼ばれています。

主な見どころ

ペトラ遺跡は広大で、見どころが多数あります。

  1. シーク (Siq): 遺跡への唯一の入り口となる、幅2〜3メートル、長さ約1.2キロメートルの巨大な岩の峡谷。両側の岩壁は高さ90メートルにも達し、神秘的な雰囲気を醸し出しています。このシークを抜けた先に、あの有名な建造物が現れます。
  2. エル・ハズネ (Al-Khazneh – The Treasury): シークを抜けた瞬間に目の前に現れる、ペトラの象徴とも言える最も有名な建造物。「宝物殿」を意味するこの建物は、高さ約40メートル、幅約25メートルに及び、精巧な彫刻が施されています。映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のロケ地としても有名です。実際には、王の墓と考えられています。
  3. ローマ円形劇場 (Roman Theater): 岩をくり抜いて造られた巨大な劇場で、約6,000人もの観客を収容できたとされています。ローマの影響が色濃く残る建築物です。
  4. 王家の墓 (Royal Tombs): エル・ハズネのさらに奥に広がる、巨大な岩窟墓群。壺の墓、シルクの墓、コリントの墓、宮殿の墓などがあり、それぞれ異なる特徴を持つ壮麗なファサードが見られます。
  5. 列柱通り (Colonnaded Street): かつてペトラの中心部であった場所に残る、ローマ時代の都市のメインストリートの跡。多くの柱の残骸が並び、当時の賑わいを想像させます。
  6. エド・ディル (Ad Deir – The Monastery): 遺跡の最も奥の高台に位置する、エル・ハズネに匹敵する、あるいはそれ以上の規模を誇る壮大な岩窟建築。修道院と呼ばれていますが、実際は神殿だったとされています。到達するには約800段の階段を登る必要がありますが、そこから眺める景色は格別です。

観光のヒント

  • 広大さ: ペトラ遺跡は非常に広大で、全てを見て回るには1日では足りないほどです。十分な時間と体力が必要です。
  • 気温: 砂漠地帯にあるため、日中の気温は非常に高くなることがあります。水分補給をしっかり行い、帽子や日焼け止めなどの対策が必要です。
  • ペトラ・バイ・ナイト: 特定の曜日の夜には、シークからエル・ハズネまでがキャンドルの灯りで照らされ、幻想的な雰囲気の中でベドウィンの音楽が楽しめる「ペトラ・バイ・ナイト」が開催されます。昼間とは異なる魅力を体験できます。

ペトラ遺跡は、人類の歴史と自然の造形美が見事に融合した、まさに奇跡のような場所です。

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