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海の中で最も深い地点はどこですか?
- マリアナ海溝
- ギリシャ海溝
- トンガ海溝
- ココス海溝
マリアナ海溝は、地球上で最も深い場所として知られる、太平洋西部に位置する巨大な海溝です。その特徴と、極限環境に生きる生命、そして地球科学的な重要性について解説します。
1. 位置と深さ
- 位置: 西太平洋にあり、マリアナ諸島(グアムの東約200km)の東側に、三日月状に南北へ長く伸びています。北は日本の伊豆・小笠原海溝に連なっています。全長は約2,550km、平均幅は約70kmに及びます。
- 最深部: マリアナ海溝の南端に位置する「チャレンジャー海淵(かいえん)」が世界で最も深い地点とされており、その水深は**約10,920メートル(10.92km)**に達します。これは、エベレスト山(約8,848m)を逆さまにして海底に沈めても、山頂が海面に届かないほどの深さです。
2. 成り立ち
マリアナ海溝は、プレートテクトニクスという地球の構造活動によって形成されました。
- プレートの沈み込み: 巨大な「太平洋プレート」が、小さな「マリアナプレート」(またはフィリピン海プレート)の下に沈み込んでいる「沈み込み帯」と呼ばれる場所です。
- 海溝の形成: 硬い太平洋プレートがマリアナプレートの下に潜り込む際に、マリアナプレートの縁が引きずり込まれる形で深く溝状に凹んだのがマリアナ海溝です。
- 火山活動と地震: このプレートの沈み込みは、マリアナ諸島に連なる火山活動や、この地域の地震活動の原因ともなっています。
3. 極限環境
マリアナ海溝の深部は、地球上で最も過酷な環境の一つです。
- 超高水圧: 最深部では、水圧が**約1,086気圧(1平方センチメートルあたり約1,086kgの重さがかかる)**にもなります。これは、指の爪ほどの面積に約1トンの重りが乗っているような状態です。
- 低温と暗闇: 太陽光は全く届かず、水温は非常に低い(数℃程度)です。
- 食料の乏しさ: 光合成が行われないため、食料源は主に上層から沈んでくる有機物に限られます。
4. 生物
このような極限環境にもかかわらず、マリアナ海溝には独自の生物圏が存在します。
- 適応した生物たち: 高水圧や低温、暗闇に耐える特殊な生理機能を持つ生物が生息しています。例えば、体内に大量の脂肪を蓄えて浮力を得たり、柔軟な骨格を持つことで圧力に対応したりしています。
- 主な生物:
- カイコウオオソコエビ: 甲殻類の一種で、高い水圧に耐える代表的な生物です。
- マリアナスネイルフィッシュ (Pseudoliparis swirei): ぶよぶよした半透明の体を持ち、超深海で発見されたクサウオ科の魚類です。
- 微生物: 最近の研究では、水深1万メートルを超える場所で約7,000種もの未知の微生物が発見されており、その生態系はまだ謎に包まれています。
- 化学合成生態系: 地下からの熱水噴出孔や冷湧水域では、太陽光に依存しない化学合成を行う微生物を基盤とした独自の生態系が形成されている場所もあります。
5. 探査の歴史と現在の研究
マリアナ海溝の探査は、人類にとって長年の挑戦でした。
- 初期の探査: 1875年にイギリスのチャレンジャー号探検隊が初めて測深を行いました。
- 有人潜水艇: 1960年には、アメリカ海軍のバチスカーフ「トリエステ号」が有人でのチャレンジャー海淵への潜水に成功しました。2012年には映画監督のジェームズ・キャメロン氏も単独潜水に成功しています。
- 日本の貢献: 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の無人探査機「かいこう」や、有人潜水調査船「しんかい6500」などもマリアナ海溝の調査に貢献し、多くの新発見をもたらしています。
- 現在: ロボット探査機やAI技術を活用した調査が進められており、深海の生態系や地質学的プロセスに関する新たな知見が日々得られています。
マリアナ海溝は、地球の最深部でありながら、生命の多様性や地質活動の謎を秘めた、まさに「地球最後のフロンティア」として、現在も盛んに研究が進められています。
