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地球の公転周期は何日ですか?
- 365日
- 366日
- 360日
- 364日
地球の公転周期とは、地球が太陽の周りを一周するのにかかる時間のことです。しかし、この「一周」の定義によって、いくつかの異なる周期が存在します。
1. 恒星年(こうせいねん)
長さ:約365.256日 地球が、遠方の恒星(動かないと仮定される基準点)に対して太陽の周りを一周する周期です。純粋に地球が軌道を一周する物理的な時間を示します。
2. 太陽年(たいようねん、回帰年)
長さ:約365.2422日 太陽が春分点から春分点まで一巡りする時間、つまり季節が一巡する時間です。私たちが日常生活で「1年」として認識しているのは、基本的にこの太陽年です。 なぜ恒星年と異なるかというと、地球の自転軸の向きが歳差運動(さいさうんどう)と呼ばれるわずかな揺らぎによって変化するため、春分点が天球上で少しずつ移動するからです。このため、恒星年よりも太陽年の方がわずかに短くなります。
3. 近点年(きんてんねん)
長さ:約365.2596日 地球の軌道上で、太陽に最も近づく点(近日点)から、再び近日点に戻るまでの周期です。地球の軌道は完全な円ではなく楕円形をしており、近日点と遠日点があります。
私たちの日常生活における「1年」
私たちが普段使っている暦(グレゴリオ暦)の「1年」は、365日と定められています。しかし、上記の太陽年(約365.2422日)と正確には一致しません。この約0.2422日のズレを調整するために、うるう年が設けられています。
- 基本的に4年に一度、2月29日を設けて366日とし、この約0.25日(6時間)のズレを調整します。
- ただし、この調整だけでは過剰になるため、100で割り切れる年はうるう年としない(例:1900年、2100年)、ただし400で割り切れる年はうるう年とする(例:2000年、2400年)というルールがあります。
これにより、平均的な1年の日数を太陽年に近づけ、季節と暦のズレを最小限に抑えています。
地球の公転速度
地球は太陽の周りを平均秒速約29.78kmという猛スピードで公転しています。これは時速に換算すると約10万7000kmにもなります。この速度は、地球が太陽に近づく近日点では速くなり、遠ざかる遠日点では遅くなります。
まとめ
- 地球の公転周期は、定義によって微妙に異なります。
- 私たちが日常生活で使う「1年」は、季節の巡りと密接に関わる**太陽年(約365.2422日)**を基準としており、うるう年で調整しています。
- この公転によって、地球は太陽の周りを周回し、地軸の傾きと合わせて四季が生じます。

