サイトアイコン TriTrain

日本にある「黒潮」はどの海から来るか?

ポイントタウンのクイズと答えを正解してポイントをゲットしてポイ活を楽しみませんか?JALもANAも毎年1回無料航空券と交換継続中!

日本にある「黒潮」はどの海から来るか?

【答え】太平洋

黒潮と太平洋、そして地球温暖化は密接に関わり合い、互いに影響を及ぼし合っています。その関係性を以下に解説します。

黒潮と太平洋

温暖化が黒潮と太平洋に与える影響

地球温暖化は、主に以下の点で黒潮と太平洋に影響を与えています。

  1. 海面水温の上昇:
    • 地球温暖化により、太平洋の海面水温は全体的に上昇しています。
    • 特に、黒潮や黒潮続流(黒潮が日本列島から離れて東に流れる部分)に沿った海域では、他の海域よりも水温の上昇幅が大きいと予測されています。これは、黒潮が運ぶ熱量が増加している可能性を示唆しています。
    • この海面水温の上昇は、「海洋熱波」の発生頻度や強度を増加させています。2023年や2024年の日本周辺の記録的な暑さには、黒潮続流の北上による海洋熱波が関与している可能性が指摘されています。
  2. 黒潮の流速変化:
    • スーパーコンピューターによるシミュレーションでは、地球温暖化が進むと、黒潮の流速が加速する可能性が予測されています。例えば、80年後には流速が現在の約1.2倍になるという予測もあります。
    • 海流の流速の変化は、海洋生態系や気候に様々な影響を与える可能性があります。
  3. 黒潮の経路の変化(大蛇行の長期化・北上):
    • 黒潮は周期的に大きく南に蛇行する「黒潮大蛇行」を発生させますが、近年この大蛇行が非常に長期間継続する傾向にあります(例:2017年から7年以上継続)。温暖化がこの現象にどう影響しているかについては研究が進められています。
    • また、黒潮続流が北上する傾向が見られます。これにより、本来冷たい水が流れるはずの東北・北海道沖まで暖かい水が流れ込み、「暖水渦」が形成されることがあります。これは海洋熱波の原因となり、漁業に深刻な影響を与えます(例えば、ブリのような暖水性の魚の漁獲が増える一方で、サンマやサケといった冷水性の魚が不漁になるなど)。

黒潮・太平洋の変化が温暖化と気候に与える影響(フィードバック)

黒潮や太平洋の変化は、単に温暖化の結果として起こるだけでなく、さらに地球温暖化を加速させたり、地域の気候に影響を与えたりする可能性があります(正のフィードバックや地域的な影響)。

  1. 水蒸気量の増加と豪雨・台風の強化:
    • 温暖な黒潮からは大量の水蒸気が蒸発します。黒潮の水温が上昇すると、蒸発する水蒸気量が増加します。
    • この増えた水蒸気は、日本に湿潤な気候をもたらし、梅雨前線や台風に水蒸気を供給することで、集中豪雨や台風の勢力を維持・強化させ、災害のリスクを高める可能性があります。
    • 実際に、黒潮大蛇行に伴う水蒸気の増加が、東海地方の降水量増加や猛暑の一因となっているという研究結果もあります。
  2. 海洋生態系への影響:
    • 水温上昇や海流の変化は、海洋生物の生息域や繁殖サイクルに影響を与え、漁業資源の分布変化や不漁につながることがあります。
  3. 大気と海洋の相互作用:
    • かつては海洋が大気から一方的に影響を受けると考えられていましたが、最近の研究では、黒潮などの海流の変化が上空の大気の構造や変動に能動的に影響を及ぼしていることが分かっています。この大気と海洋の相互作用は、地域の気候変動パターンを複雑にしています。

まとめ

黒潮、広大な太平洋、そして地球温暖化は、相互に深く結びついています。温暖化は太平洋全体の水温を上昇させ、特に黒潮の流速や経路に変化をもたらしています。これらの変化は、海洋生態系だけでなく、水蒸気の増加を通じて日本の降水量や猛暑、台風の勢力など、私たちの陸上の生活にも直接的・間接的に大きな影響を与えています。この複雑な関係性を理解し、その変化を予測することは、今後の気候変動への適応策を考える上で極めて重要です。

モバイルバージョンを終了