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歴史上最初に発明された印刷技術は何ですか?
- 活版印刷
- ローラー印刷
- デジタル印刷
- サイコロ印刷
歴史上最初に発明された印刷技術は、中国の木版印刷であるとされています。
木版印刷の起源は諸説ありますが、遅くとも**紀元8世紀頃(唐代)**には実用化されていたと考えられています。
木版印刷の仕組み
- 原版の作成: 文字や絵を彫るための木版(通常は梨や棗の木材)を用意します。
- 文字・絵の反転彫刻: 紙に印刷したい文字や絵を紙に書き、それを木版に貼り付け、その形に沿って文字や絵を反転させて彫り込みます。文字の周りの不要な部分を彫り下げ、文字自体は浮き彫りになるようにします。
- インクの塗布: 彫刻された版の表面(浮き彫りになっている部分)に墨などのインクを塗ります。
- 印刷: インクが塗られた版の上に紙を置き、バレン(円盤状の道具)などで紙の上から均等に圧力をかけてこすり、インクを紙に転写します。
木版印刷の主な特徴と初期の応用
- 多色刷りも可能: 色ごとに版を分けて彫り、複数の版を重ねて印刷することで多色刷りも可能でした。
- 初期の応用:
- 仏教経典の印刷: 最も早く普及したのは仏教経典の印刷でした。現存する最古の印刷物とされるのは、日本の法隆寺に伝わる**「百万塔陀羅尼」(8世紀後半)ですが、これは中国の木版印刷技術が伝来したものです。また、中国では868年に印刷された『金剛般若波羅蜜経』**(大英図書館所蔵)が完全な形で現存する最古の木版印刷物とされています。
- 暦や教科書、辞書など: 仏教経典以外にも、暦、辞書、詩集、歴史書、小説、戯曲など、様々な種類の書籍が印刷されるようになりました。
- 紙幣の発行: 宋代には、世界で初めて紙幣(交子・会子など)が発行されましたが、これも木版印刷によって作られました。
その後の発展
木版印刷は、中国だけでなく朝鮮半島、日本、ベトナムなど東アジア各地に伝播し、それぞれの地域で独自の発展を遂げました。
その後、11世紀には中国で活版印刷術も発明されましたが、漢字の文字数の多さから、実用面では木版印刷が主流であり続けました。西洋でグーテンベルクが活版印刷を発明するよりもはるか昔に、中国で印刷技術が確立されていたことは特筆すべき点です。