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有名なさまざまなカレーの種類で「バターチキンカレー」はどこの国の料理ですか?
- インド
- 日本
- タイ
- パキスタン
バターチキンカレー(Butter Chicken Curry)は、そのクリーミーでマイルドな味わいと豊かな風味で世界中で愛されていますが、その誕生は比較的最近、20世紀半ばのインドにまで遡ります。
バターチキンカレーの誕生
バターチキンカレーは、1947年のインド・パキスタン分離独立の直後に、インドのデリーで誕生したとされています。
- 発祥の店: ニューデリーのコンノートプレイスにあるレストラン「モーティ・マハル(Moti Mahal)」が発祥とされています。
- 創始者: オーナーシェフであった**クンダン・ラル・グジュラール(Kundan Lal Gujral)**氏が考案したとされています。
誕生の背景と経緯
- 分離独立と移住: 1947年のインド・パキスタン分離独立に伴い、グジュラール氏はパキスタン領となったペシャワル(現在のパキスタン北西部)から、インド領のデリーへと移住してきました。彼はペシャワルで「モーティ・マハル」というレストランを経営していましたが、デリーで再出発することになります。
- タンドリーチキンからの着想: 「モーティ・マハル」は、インド料理の代表格である「タンドリーチキン」で有名でした。しかし、タンドリーチキンは焼きたてが最も美味しい料理であり、残ったタンドリーチキンが乾燥して硬くなってしまうという問題がありました。
- 残り物を美味しく: グジュラール氏は、この残ったタンドリーチキンを捨てるのがもったいないと考え、何とか美味しく再利用できないかと工夫を始めました。彼は、トマト、バター、クリーム、そして様々なスパイスを組み合わせたソースに、細かく切ったタンドリーチキンを加えて煮込むことを試みました。
- 「ムルグ・マカニ」の誕生: こうして生まれた料理は、バターとクリームの豊かな風味でチキンを柔らかくし、酸味と甘みが絶妙に調和した、それまでにない新しいカレーとして大成功を収めました。この料理は、ヒンディー語で「鶏肉のバター」(ムルグ=鶏肉、マカニ=バター風味の、バターに似た)を意味する「ムルグ・マカニ(Murgh Makhani)」と名付けられました。
世界への広がり
モーティ・マハルのムルグ・マカニ(バターチキンカレー)は、その美味しさから瞬く間に人気を集め、デリーの定番料理となりました。その後、海外のインド料理レストランにも広がり、特にイギリスや北米を中心に「バターチキンカレー」として親しまれるようになりました。
現在では、インド国内外の多くのインド料理レストランで提供されており、家庭料理としても人気が高く、様々なレシピが存在します。日本でも非常に人気の高いインドカレーの一つとして定着しています。
バターチキンカレーは、単なる残り物から生まれた工夫の料理でありながら、今や世界を代表するインド料理の一つとして、その名を刻んでいます。