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日本の最古の歌集は何ですか?
- 万葉集
- 古今和歌集
- 新古今和歌集
- 詩集
万葉集とは
『万葉集』は、現存する日本最古の和歌集です。成立は奈良時代後期(8世紀後半)とされており、20巻約4500首もの歌が収められています。天皇から庶民まで、さまざまな階層の人々によって詠まれた歌が含まれており、当時の人々の暮らし、感情、自然観などを知る上で貴重な資料となっています。
特徴
- 多様な作者と歌
- 天皇、貴族、防人(さきもり)、一般の男女など、多様な身分の人々が歌を詠んでいます。
- テーマも多岐にわたり、恋の歌(相聞歌)、自然を詠んだ歌(四季の歌)、死を悼む歌(挽歌)、旅行の歌(羈旅歌)などがあります。
- 写実的な表現
- 率直で素朴な感情が、飾らない言葉で表現されています。後の歌集に見られるような技巧的な表現よりも、ストレートな感情表現が特徴です。
- 万葉仮名(まんようがな)
- 漢字の音や訓を借りて日本語を表記する「万葉仮名」で書かれています。そのため、現代の私たちには読み解くのが非常に難しいものとなっています。万葉仮名を用いることで、当時の日本語の音韻を知る手がかりにもなっています。
- 東歌(あずまうた)と防人歌(さきもりうた)
- 東歌は東国(関東地方)の地方色豊かな歌、防人歌は辺境の守りについた兵士たちが故郷を思って詠んだ歌で、当時の地方の風俗や人々の感情を伝える貴重な資料です。
- 自然への親近感
- 自然を畏敬するだけでなく、より身近なものとして捉え、感情を重ねて詠む歌が多く見られます。四季の移ろいや動物、植物などが多く登場します。
代表的な歌人
- 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ): 万葉集を代表する歌聖と称され、雄大で叙事的な長歌や秀麗な短歌を多く残しました。
- 山上憶良(やまのうえのおくら): 社会的な弱者への同情や人生の無常などを詠んだ歌が多いのが特徴です。
- 大伴旅人(おおとものたびと): 筑紫(つくし)での生活を詠んだ歌や、酒を詠んだ歌などが有名です。
- 大伴家持(おおとものやかもち): 万葉集の編纂に深く関わったとされる人物で、多くの歌を詠んでいます。
編纂者
明確な編纂者は定かではありませんが、現在では大伴家持が最終的な編纂に大きく関わったとする説が有力です。彼自身も多くの歌を万葉集に残しています。
現代への影響
『万葉集』は、その後の日本の文学、特に和歌に大きな影響を与えました。その素朴で力強い表現は、現代の日本人にも親しまれ、多くの人々に読み継がれています。また、元号「令和」は万葉集の一節「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から採られたことでも知られています。
もし、特定の歌や歌人、あるいは万葉集の特定の側面について詳しく知りたいことがあれば、お気軽にご質問ください。