世界最大のサメである「ジンベエザメ」は何を主に食べますか?

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世界最大のサメである「ジンベエザメ」は何を主に食べますか?

  • プランクトン

【答え】プランクトン

ジンベイザメは、現存する魚類の中で最大の大きさを誇るサメの一種です。その巨大な体と温厚な性質から「海の巨人」とも呼ばれ、ダイバーたちにも非常に人気があります。

基本情報

  • 学名: Rhincodon typus
  • 分類: テンジクザメ目ジンベエザメ科
  • 英名: Whale shark(ホエールシャーク) – クジラのような大きさと、クジラのように濾過摂食することから名付けられました。

特徴

  • 世界最大の魚類: 全長は最大で18mにも達すると言われており、体重は数十トンにもなります。一般的に見られるのは5~10m程度の個体が多いです。
  • 体の模様: 濃い青灰色~灰色を基調に、白い斑点と筋状の模様が全身に散りばめられています。この模様は、日本の「甚兵衛羽織(じんべえばおり)」に似ていることから「ジンベイザメ」という和名が付きました。一つ一つの個体で模様が異なるため、個体識別の手がかりにもなります。
  • 巨大な口: 口は非常に大きく、幅は1.5mにもなります。この口を大きく開けて泳ぎながら餌を食べます。
  • 温厚な性格: その巨体にもかかわらず、人間に対して攻撃的になることはほとんどなく、非常に温厚な性格です。そのため、ダイビングやシュノーケリングで一緒に泳ぐことができる人気の海洋生物です。

生態

  • 生息地: 世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布し、回遊します。特に赤道付近の暖かい海域に多く見られます。日本近海では、沖縄、小笠原諸島、奄美大島などで見られることが多いです。
  • 食性: 巨大な体からは想像しにくいかもしれませんが、主にプランクトン(オキアミなどの小型甲殻類やその幼生)や小魚、海藻などを食べます。
    • 濾過摂食(ろかせっしょく): 巨大な口を大きく開けて海水ごと吸い込み、エラの奥にある「鰓耙(さいは)」と呼ばれる櫛状の器官で、水中の微細な生物だけを濾し取って食べます。水だけはエラから排出されます。
    • 垂直採餌: プランクトンが水面に多く集まっている時には、体を垂直近くにまで傾けて「立ち泳ぎ」のような姿勢で効率的に餌を吸い込む行動が見られます。
  • 回遊: 長距離を回遊することが知られており、8000kmもの距離を数年かけて移動し、同じ季節に同じ場所に戻ってくることもあります。
  • 繁殖: ジンベイザメの繁殖については、まだ多くの謎に包まれています。卵胎生(胎内で卵が孵化し、ある程度育った状態で赤ちゃんを出産する形式)と考えられていますが、詳しい生態や繁殖行動、妊娠期間などは、未解明な部分が多いです。沖縄美ら海水族館などでの飼育下での研究が進められています。

その他

  • IUCNレッドリスト: 乱獲や船舶との衝突、生息地の破壊などにより個体数が減少しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「絶滅危惧種」に指定されています。
  • 水族館: 日本では、沖縄美ら海水族館や大阪の海遊館などで飼育されており、その巨大な姿を間近で見ることができます。

ジンベイザメは、その穏やかな巨体と神秘的な生態で、私たちを魅了し続ける海の生き物です。

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