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ナイアガラの滝がある国はどれですか?
- カナダとアメリカ
- アメリカとメキシコ
- フランスとドイツ
- イタリアとスイス
ナイアガラの滝は、アメリカとカナダの国境に位置する世界的に有名な大瀑布です。イグアスの滝、ヴィクトリアの滝と並ぶ「世界三大瀑布」の一つに数えられ、その壮大な水量と迫力は訪れる人々を魅了し続けています。
ナイアガラの滝の概要と特徴
ナイアガラの滝は、大きく3つの滝から構成されています。
- カナダ滝(ホースシューフォールズ):
- 最も大きく、その名の通り馬の蹄のようなU字型をしています。
- 高さは約52m、幅は約675mで、滝全体の水量の約9割がここを流れ落ちます。
- 一般的に「ナイアガラの滝」というと、このカナダ滝を指すことが多いです。カナダ側から見ると、滝の全景を間近で、そしてその迫力を存分に感じることができます。
- アメリカ滝:
- カナダ滝の隣に位置する直線的な滝です。
- 高さは約55m、幅は約320m。
- ブライダルベール滝:
- アメリカ滝のすぐ横にある小さな滝で、その名の通り花嫁のベールのように細長く流れ落ちます。
- 高さは約55m、幅は約15m。
ナイアガラの滝を流れる水は、五大湖のうち4つの湖(エリー湖、ヒューロン湖、ミシガン湖、スペリオル湖)から流れ込んでいます。毎秒約60万ガロン(約2,270トン)もの水が流れ落ちると言われており、その轟音と水しぶきは圧巻です。
歴史
ナイアガラの滝は、約1万2000年前の氷河期の終わりに、氷河が溶けた水が流れ出して形成されました。当初は現在よりも約11km下流に位置していましたが、水の侵食作用により徐々に上流へと後退し、現在の位置に至っています。
ヨーロッパ人がこの地に足を踏み入れたのは17世紀で、フランスの司祭ルイ・ヘネピンが初めて滝の壮大さを西洋に伝えました。19世紀に入ると観光地として発展し、鉄道網の発達とともに世界中からの観光客を惹きつけるようになりました。1804年にはナポレオン・ボナパルトの弟ジェロームが新婚旅行で訪れたとされ、ナイアガラの滝でのハネムーンの伝統が始まったとも言われています。
観光
ナイアガラの滝は年間約1,300万人もの観光客が訪れる、北米有数の観光スポットです。様々な方法でその迫力を体験できます。
- ナイアガラクルーズ(カナダ側:ホーンブロワー・ナイアガラクルーズ、アメリカ側:メイド・オブ・ザ・ミスト):滝壺のすぐ近くまで船で接近し、水しぶきを全身で浴びながらその壮大なスケールを体感できます。ポンチョが配られますが、ずぶ濡れになることを覚悟しておきましょう。
- ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ:カナダ滝の裏側にあるトンネルを通り、滝の真横や裏側から、水が落ちる轟音と振動を間近で感じることができます。
- テーブル・ロック:カナダ滝の真横に位置する展望台で、滝の迫力を間近で眺めることができます。
- スカイロン・タワー:カナダ側にある展望タワーで、地上236mの高さからナイアガラの滝の全景を一望できます。レストランもあります。
- ヘリコプター遊覧:上空からナイアガラの滝全体を眺めることができ、その広大さに圧倒されます。
- ワールプール・エアロカー:ナイアガラ川の下流にある巨大な渦「ワールプール」の上空をゴンドラで渡り、急流の迫力を体験できます。
また、夜には滝がライトアップされ、幻想的な美しさを楽しむこともできます。季節によっても異なった表情を見せ、春は水量が増して迫力が増し、秋は周辺の紅葉と滝のコントラストが美しく、冬は氷瀑となることもあります。
環境問題と水力発電
ナイアガラの滝は、世界遺産には登録されていません。その主な理由として、観光地としての商業化が進み、ホテルやカジノなどの商業施設が多く建設されたこと、また、水力発電や浸食防止のために人工的に水量がコントロールされ、完全な自然状態ではないことが挙げられます。
ナイアガラの滝の膨大な水量は、古くから水力発電に利用されてきました。現在も、滝を流れる水量の約半分は発電用にバイパスされており、カナダとアメリカ両国の電力供給に大きく貢献しています。2021年には、ナイアガラパークス水力発電所が観光施設として再生され、水力発電の歴史や仕組みを学ぶことができるようになりました。また、ナイアガラの観光船の中には、アメリカ初のフル電動で航行する新型船が導入されるなど、再生可能エネルギーへの取り組みも進められています。
このように、ナイアガラの滝は自然の驚異であるとともに、人々の生活や産業にも深く関わっている特別な場所と言えるでしょう。