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世界遺産に登録されている「古都京都の文化財」は何個の地域から構成されていますか?
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京都は、日本の歴史と文化の中心として、1000年以上にわたる独自の発展を遂げてきた都市です。その歴史は、数多くの素晴らしい文化財に刻まれ、現代に息づいています。
京都の歴史
- 平安京以前(古代): 京都の地には、平安京遷都以前から、鴨氏や秦氏といった有力氏族が住み、原始的な文化が栄えていました。特に鴨川流域は、古くから人々の生活の中心でした。
- 平安京遷都と黄金時代(794年~1185年頃): 794年、桓武天皇が長岡京から平安京に遷都し、京都は日本の都となります。政治、文化、芸術の中心として栄え、貴族文化が花開きました。寝殿造の建築、源氏物語に代表される文学、仏教文化などが発展し、現在の京都の原型が形成されました。
- 武士の台頭と室町時代(1185年頃~1573年): 鎌倉時代以降、武士が台頭し、政治の中心は鎌倉や江戸に移りますが、京都は依然として文化の中心であり続けました。室町時代には、足利将軍による北山文化(金閣寺など)や東山文化(銀閣寺など)が栄え、禅宗の影響を強く受けた枯山水庭園や水墨画などが発展しました。
- 戦乱と再興(16世紀~19世紀): 応仁の乱(1467-1477年)など、度重なる戦乱で京の都は荒廃しますが、豊臣秀吉や徳川家康などによって再興が図られ、新たな文化が生まれました。特に江戸時代には、町衆文化や、様々な伝統工芸(西陣織、京友禅など)が発展しました。
- 近代から現代(明治以降): 明治維新により東京に遷都された後も、京都は日本の伝統文化を継承する重要な役割を担い続けています。近代化の波の中で多くの変革がありましたが、その歴史的景観や文化財は大切に守られ、国内外から多くの人々が訪れる国際的な観光都市となっています。
京都の文化財
京都は「古都京都の文化財」として1994年にユネスコの世界遺産に登録されており、京都市、宇治市、滋賀県大津市にまたがる17の社寺・城がその構成資産となっています。これらの他にも、数えきれないほどの国宝、重要文化財、特別名勝の庭園などが存在します。
世界遺産「古都京都の文化財」の主な構成資産(一部)
- 賀茂別雷神社(上賀茂神社): 京都最古級の神社の一つ。平安京の鎮護国家のために崇敬されました。本殿や権殿などが国宝に指定されています。
- 賀茂御祖神社(下鴨神社): 上賀茂神社とともに「賀茂社」として知られ、広大な糺の森と共に、古代の息吹を今に伝えています。
- 教王護国寺(東寺): 平安京造営時に建立された官寺。空海が真言宗の道場とし、国宝の五重塔(日本で最も高い木造塔)が有名です。
- 清水寺: 「清水の舞台」で知られる寺院。断崖の上にせり出した本堂(国宝)が特徴で、古くから人々の信仰を集めてきました。
- 延暦寺(滋賀県大津市): 比叡山に開かれた天台宗の総本山。日本仏教の母山とも呼ばれ、多くの宗派の祖師を輩出しました。根本中堂は国宝です。
- 醍醐寺: 桜の名所としても知られ、五重塔(国宝)や金堂(国宝)など、多くの歴史的建造物があります。
- 仁和寺: 皇族が住職を務めた門跡寺院。金堂(国宝)は、御所の紫宸殿を移築したものです。
- 平等院(京都府宇治市): 藤原頼通によって建立された寺院。国宝の鳳凰堂は、10円硬貨のデザインにも使われています。
- 宇治上神社(京都府宇治市): 現存する最古の神社建築とされる本殿(国宝)があります。
- 高山寺: 国宝「鳥獣人物戯画」で知られる寺院。石水院(国宝)など、自然と調和した美しい景観が特徴です。
- 西芳寺(苔寺): 夢窓疎石によって整備された庭園は、美しい苔に覆われ、静寂な美しさを湛えています。
- 天龍寺: 足利尊氏によって建立された臨済宗の寺院。曹源池庭園は夢窓疎石の作とされ、嵐山の借景を取り入れた池泉回遊式庭園です。
- 鹿苑寺(金閣寺): 足利義満が山荘として建て、没後寺院となりました。金箔に覆われた舎利殿は特に有名です(現在の舎利殿は再建ですが、世界遺産の登録対象です)。
- 慈照寺(銀閣寺): 足利義政が築いた山荘で、東山文化を代表する建造物。簡素な美しさと、向月台や銀沙灘といった庭園が特徴です。
- 龍安寺: 枯山水庭園(石庭)が世界的に有名。作庭者は不明ですが、見る人の心を惹きつけます。
- 本願寺(西本願寺): 浄土真宗本願寺派の本山。壮大な御影堂や阿弥陀堂、国宝の唐門などが現存しています。
- 二条城: 徳川家康が築城した平城。豪華絢爛な二の丸御殿(国宝)は、大政奉還が行われた場所としても知られています。
これらの文化財は、日本の仏教建築、庭園芸術、そして武家や公家の文化がどのように発展してきたかを示す貴重な証拠であり、京都が持つ歴史の深さと文化の豊かさを物語っています。