オーストラリアの「ウルル(エアーズロック)」は何から成り立ちますか?

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オーストラリアの「ウルル(エアーズロック)」は何から成り立ちますか?

  • 石灰岩
  • 砂岩
  • 花崗岩
  • 火山岩

【答え】火山岩

オーストラリアの中心部、ノーザンテリトリー準州に位置する「ウルル」は、その雄大な姿と文化的・精神的な重要性から、世界中から多くの人々が訪れる聖地であり、世界遺産にも登録されています。

かつては「エアーズロック」という英語名で広く知られていましたが、現在は先住民アボリジニの伝統的な呼び名である「ウルル」が公式名称として使われ、アボリジニ文化への尊重が深まっています。

ウルル(エアーズロック)の主な特徴

  1. 世界最大級の一枚岩: ウルルは、高さ約348m(東京タワーよりも高い)、周囲約9.4kmに及ぶ巨大な一枚岩です。世界で2番目に大きいとされています(1番は同じオーストラリアにあるマウント・オーガスタスですが、こちらは観光整備されていません)。その圧倒的なスケールは、実際に目にすると想像以上です。
  2. 色の変化: ウルルの最も魅力的な特徴の一つが、時間帯や天候によって岩の色が刻々と変化することです。日の出や日の入り時には、太陽の光を受けて、赤、オレンジ、紫、青と劇的に色を変え、見る者を魅了します。特に夕日に照らされて真っ赤に燃えるような姿は圧巻です。
  3. 砂漠性気候: ウルル周辺は砂漠性気候のため、年間を通して乾燥しており、昼夜の寒暖差が激しいのが特徴です。日中は非常に高温になりますが、夜間は冷え込むこともあります。観光のベストシーズンは、比較的過ごしやすい冬季(5月~8月)とされています。
  4. 豊富な水場と洞窟: 岩のふもとには、水場や洞窟が点在しており、古くから人や動物、植物が集まる生命の源として大切にされてきました。これらの場所には、先住民アボリジニによって描かれた壁画(ロックアート)が残されており、彼らの歴史や文化に触れることができます。

先住民アボリジニとの関係と聖地としての意味

ウルルは、この地に何万年も前から暮らしてきたアボリジニのアナング族にとって、神聖な聖地であり、彼らの精神的な拠り所です。

  1. 創造の物語と密接な関係: アナング族の伝統的な信仰では、ウルルは彼らの祖先が「ドリームタイム」(夢の時代、天地創造の時代)に創り出したものであり、その場所にまつわる多くの神話や物語が語り継がれています。岩の窪みや亀裂の一つ一つが、これらの物語や儀式と深く結びついています。
  2. 伝統的な法の場所: ウルルは、アナング族の伝統的な法である「ツクリパ(Tjukurpa)」を学ぶ場所でもあります。ツクリパは、彼らの生き方、社会規範、自然との共存の知恵などが含まれた、彼らの文化の根幹をなすものです。
  3. 登頂の禁止: かつてはウルルへの登頂が観光客に許可されていましたが、アナング族がこの地を聖地として尊重するよう長く求めてきた結果、2019年10月26日をもって全面登頂禁止となりました。これは、1985年にウルルがアナング族に返還された記念日であり、彼らの文化が真に尊重されるようになった象徴的な出来事です。
  4. 文化体験と学習: 登頂はできなくなりましたが、現在はウルルの周囲を散策する「マラウォーク」や「クニヤウォーク」などを通じて、ふもとの聖地を訪れ、アボリジニの壁画を見学したり、ビジターセンターで彼らの文化や歴史を学んだりすることができます。また、アボリジニによるガイドツアーや、ドットペインティングなどのアート体験も人気です。

観光の拠点

ウルル観光の拠点は、ウルルから約20km離れた場所にある**「エアーズロック・リゾート」**です。ここにはホテルやキャンプ場、レストラン、ショップ、ツアーデスクなどが集まっており、日本語サービスも充実しています。リゾート内からウルルへのシャトルバスなども運行されています。

ウルルは、単なる巨大な岩ではなく、雄大な自然の造形美と、太古からのアボリジニ文化が息づく、スピリチュアルな場所として訪れる人々を魅了し続けています。

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