日本に伝わった当初、食用ではなく観賞用だった植物はどれ?

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日本に伝わった当初、食用ではなく観賞用だった植物はどれ?

  1. アスパラガス
  2. パセリ
  3. セロリ
  4. ブロッコリー

【答え】 アスパラガス

アスパラガスとは?

アスパラガスは、ユリ科(またはキジカクシ科)アスパラガス属の多年生植物で、私たちが食用としているのは、若い芽の部分です。一度植え付けると、適切に管理すれば10年以上収穫できるため、非常に経済的な作物でもあります。

歴史

  • 起源と古代の利用: アスパラガスの原産地は、南ヨーロッパからウクライナにかけての地域と言われています。古代ギリシャ時代にはすでに栽培されており、食用としてだけでなく、薬用としても利用されていた記録が残っています。痛風に効く薬草として重宝された時期もありました。
  • 日本への伝来: 日本には江戸時代にオランダ人によって長崎に伝えられましたが、当初は観賞用として利用されていました。食用としての本格的な栽培が始まったのは大正時代に入ってからで、特に北海道で缶詰用のホワイトアスパラガスが盛んに作られるようになりました。しかし、戦後は海外からの安価な缶詰に押され、現在では生食用のグリーンアスパラガスが主流となっています。

種類

アスパラガスは主に3つの種類に分けられます。同じ品種からでも、栽培方法によって色が異なります。

  1. グリーンアスパラガス:
    • 最も一般的に流通している種類です。
    • 土から出て、日光を浴びて光合成することで緑色になります。
    • シャキシャキとした食感と、独特の甘み、ほのかな苦みが特徴です。
    • 栄養価も高く、様々な料理に使われます。
  2. ホワイトアスパラガス:
    • グリーンアスパラガスと同じ品種ですが、土を盛ったり、遮光シートを貼ったりして日光を遮って栽培されます。光合成が行われないため、白いまま育ちます。
    • グリーンアスパラガスに比べて皮がやや硬く、茎も太めですが、独特の風味とほろ苦さ、そして甘みが凝縮されています。
    • 柔らかく茹でて、ソースなどをかけて食べるのが一般的です。かつては日本の缶詰の主流でした。
  3. 紫アスパラガス:
    • グリーンアスパラガスとは異なる品種で、茎や穂が紫色をしています。
    • この紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるものです。アントシアニンは加熱すると緑色に変わってしまうため、色を保ちたい場合は生食か、酢やレモン汁などを加えて茹でるのがおすすめです。
    • グリーンアスパラガスよりも甘みが強く、香りも良いと言われています。

その他にも、小型の「ミニアスパラガス」や、特定の産地で開発されたブランド品種(「さぬきのめざめ」など)もあります。

輸入物やハウス栽培のものがあるため一年中手に入りますが、国産アスパラガスの旬は春から夏にかけてです。

  • 全体的な旬: 3月頃から8月頃まで出回ります。
  • 最も多い時期: 特に4月、5月、6月が旬のピークです。
  • グリーンアスパラガス: 5月中旬~6月が特に美味しい時期とされます。
  • ホワイトアスパラガス: 4月下旬~6月中旬頃が旬です。

栄養

アスパラガスは栄養価の高い野菜として知られています。

  • アスパラギン酸: アスパラガスから発見されたアミノ酸で、アスパラガス特有の旨味や甘みの元になっています。新陳代謝を促し、疲労回復や利尿作用、美肌効果が期待されています。穂先に特に豊富に含まれます。
  • 葉酸: ビタミンB群の一種で、タンパク質や細胞の合成に重要です。赤血球の生成を助け、特に妊娠中や授乳中の女性、貧血の方におすすめの栄養素です。
  • ルチン: ポリフェノールの一種で、血管を丈夫にする働きがあり、動脈硬化の予防効果が期待されています。これも穂先に多く含まれます。
  • ビタミン類: ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、βカロテン(体内でビタミンAに変換)など、様々なビタミンを含みます。
  • その他: カリウム、食物繊維なども含まれます。

アスパラガスに含まれるアスパラギン酸やルチンは水溶性なので、長時間水にさらしたり、茹ですぎたりすると流出しやすいので注意が必要です。ただし、加熱しても栄養素が失われるわけではないので、炒め物やグリルなど、様々な調理法で楽しめます。

選び方と保存方法

  • 選び方: 茎が太く、緑色が鮮やかで、穂先がしっかり締まっていて、ハリがあるものが新鮮です。切り口がみずみずしく、変色していないものを選びましょう。
  • 保存方法: 乾燥を防ぐため、湿らせたキッチンペーパーなどで根元を包み、立てて冷蔵庫に保存するのがおすすめです。なるべく早く食べきるのが良いでしょう。

アスパラガスは、シンプルにグリルしたり、炒め物やサラダ、パスタなど、様々な料理に活用できる万能な野菜です。旬の時期にはぜひ、新鮮なアスパラガスを味わってみてくださいね。

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