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次のうち、木材から作られている製品はどれ?

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次のうち、木材から作られている製品はどれ?

  1. チョーク
  2. 瞬間接着剤
  3. セロハンテープ
  4. クレヨン

【答え】 セロハンテープ

セロハンテープは、私たちの日常生活に欠かせない文房具ですが、その歴史や技術には興味深いものがあります。

セロハンテープの原材料

セロハンテープは、大きく分けて基材(テープの本体となる部分)と粘着剤、そして**剥離処理剤(粘着剤が付かないようにする層)**で構成されています。

  1. 基材(セロハン):
    • 主な原材料は木材パルプです。
    • 木材パルプから作られる再生セルロースが「セロハン」の正体です。セロハンは透明性、引張強度、防湿性、生分解性といった特性を持っています。
    • 近年では、環境負荷の軽減や機能性の向上のため、ポリプロピレン(PP)やポリエステル(PET)などのプラスチックフィルムを基材にしたテープも増えていますが、元祖セロハンテープはセロハン(再生セルロース)を使用しています。
  2. 粘着剤:
    • 主な原材料は天然ゴムまたは合成ゴムです。
    • これらのゴムに、粘着力を調整するための粘着付与剤(タッキファイヤー)や、柔軟性を持たせるための軟化剤、劣化を防ぐための酸化防止剤などが配合されます。
  3. 剥離処理剤(背面処理剤):
    • テープを巻いたときに、粘着剤が裏面に貼り付かないようにするための層です。
    • 主にシリコーン樹脂などが使用されます。

セロハンテープの製造方法

セロハンテープの製造は、大きく分けて「セロハンフィルムの製造」と「粘着テープへの加工」の2段階に分けられます。

  1. セロハンフィルムの製造:
    • 溶解: 木材パルプを化学処理し、ビスコース溶液と呼ばれる粘性のある液体にします。
    • 成形: ビスコース溶液を細いスリットから凝固液(硫酸など)中に押し出すことで、セルロースが再生され、薄いフィルムが形成されます。
    • 洗浄・乾燥: 形成されたフィルムを洗浄し、不純物を取り除き、乾燥させます。
    • 軟化・安定化: グリセリンなどの可塑剤を加えて、フィルムの柔軟性を高め、湿度による伸縮を防ぎます。
    • 表面処理: 必要に応じて、防湿性などの機能を付与するためのコーティングが行われることもあります。
  2. 粘着テープへの加工:
    • 粘着剤の調合: 天然ゴムや合成ゴムをベースに、上記の粘着付与剤や軟化剤などを混ぜ合わせ、適切な粘着力を持つ粘着剤を調合します。
    • 塗工: 製造されたセロハンフィルムの片面に、調合した粘着剤を均一に塗布します。
    • 乾燥: 塗布された粘着剤を乾燥させ、溶剤などを揮発させます。
    • 背面処理: 粘着剤を塗布した面の反対側(テープの裏面)に、剥離処理剤(シリコーン樹脂など)を塗布し、巻き戻し時に粘着剤がくっつかないようにします。
    • 巻き取り・裁断: 完成したテープを大きなロールに巻き取り、その後、指定の幅にスリット(裁断)して製品化します。

セロハンテープ開発秘話

セロハンテープの開発は、アメリカの**ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社(3M社)リチャード・ドルー(Richard Gurley Drew)**によって行われました。

このように、セロハンテープは、一つの問題解決から始まり、やがて時代のニーズに合致して広く普及した、まさに発明と工夫の結晶と言える製品なのです。

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