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世界遺産【白川郷・五箇山の合掌造り集落】は何県と何県にある?
- 鳥取県・兵庫県
- 茨城県・新潟県
- 富山県・岐阜県
- 三重県・長野県
白川郷・五箇山の合掌造り集落は、岐阜県大野郡白川村と富山県南砺市五箇山(相倉、菅沼)にある集落の総称で、1995年(平成7年)にユネスコの世界文化遺産に登録されました。日本の原風景を思わせる美しい景観と、豪雪地帯で生活するための知恵が詰まった独特の建築様式「合掌造り」が特徴です。
合掌造りとは?
「合掌造り」とは、手を合わせたように急勾配な茅葺きの屋根を持つ家屋の建築様式です。この独特の形には、この地域の厳しい自然環境に対応するための工夫が凝らされています。
- 豪雪対策: 屋根の勾配は50度から60度と非常に急で、積もった雪が自然に滑り落ちやすいようになっています。これにより、雪下ろしの労力を軽減し、屋根にかかる雪の重みによる倒壊を防ぎます。
- 耐久性: 釘を一本も使わず、木材を組み合わせ、縄やマンサクの若木(ネソ)で結束する「結(ゆい)」と呼ばれる柔構造で造られています。これにより、雪の重みや強風、地震などに対しても柔軟に対応し、高い耐久性を持ちます。
- 空間の有効活用: 広い屋根裏は4~5層に分かれ、この空間を利用して養蚕や硝煙(火薬の原料)製造などが行われていました。1階の囲炉裏の熱や煙を屋根裏に送ることで、蚕を暖めたり、茅葺き屋根の防虫・防腐効果を高めたりする工夫も凝らされています。
- 地域コミュニティ「結(ゆい)」: 合掌造りの茅葺き屋根の葺き替えには、非常に特殊な技術と多くの人手が必要です。この作業は、昔から地域住民が協力し合う「結(ゆい)」という相互扶助の精神に基づいて行われてきました。この共同体の営みもまた、世界遺産登録の評価ポイントとなっています。
白川郷と五箇山の違い
白川郷と五箇山は同じ合掌造り集落ですが、それぞれに少し特徴があります。
- 白川郷(岐阜県白川村荻町):
- 大規模な集落で、茅葺き屋根の家屋が数多く残されています。
- 屋根の多くは妻を南北に向けており、これは屋根に満遍なく日が当たるようにして融雪と乾燥を促すため、また、谷間を吹く南北の風の影響を少なくするため、そして夏場の風通しを良くして養蚕に適した環境を作るためと言われています。
- 屋根の葺き方も、片屋根単位で大きく葺く特徴があります。
- 五箇山(富山県南砺市相倉・菅沼):
- 白川郷に比べて小規模で、より素朴な山村風景が残されています。
- 屋根の形状は、白川郷が完全な切妻造りであるのに対し、五箇山は一見入母屋造りのように見えるものもあります。これは妻側に張り出した下屋(したや)の屋根も茅葺きで葺き、本屋の大屋根と一体的に葺き回すためです。
- 屋根の葺き方も、茅を短期間で葺き替えることで茅の保管周期を短くする工夫がなされており、破風全体が丸みを帯びた柔らかい雰囲気の屋根になる特徴があります。
歴史と保存
合掌造り家屋は、江戸時代中期から昭和初期にかけて建てられ、古いものでは築300年を超えるものもあります。かつては豪雪による交通の不便さから「秘境」と呼ばれ、外界との交流が限られていたため、独自の文化と暮らしが育まれました。
昭和20年代からの電源開発によるダム建設などで集落が水没する危機に直面しましたが、地元住民や関係者の懸命な保存運動により、1976年(昭和51年)には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、そして1995年(平成7年)に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界文化遺産に登録されました。建物だけでなく、そこに息づく人々の生活や相互扶助の営みが評価されたことが大きな特徴です。
アクセス
白川郷・五箇山へのアクセスは、主に車または高速バスが便利です。
- バス:
- 金沢駅、高山駅、名古屋駅などから直通の高速バスが運行されています。
- 富山方面からは、JR城端線で城端駅まで行き、そこから世界遺産バスに乗り換えるルートもあります。
- 五箇山・白川郷間を結ぶ「世界遺産バス」の周遊フリーきっぷなどを利用すると、複数の集落を効率よく巡ることができます。
- 車:
- 東海北陸自動車道の白川郷ICまたは五箇山ICを利用します。
- 冬季は積雪があるため、冬用タイヤやチェーンなどの準備が必要です。
日本の美しい原風景と、先人の知恵が息づく合掌造り集落は、訪れる人々に感動を与える特別な場所です。
