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「宇宙日本食」に認定された、宇宙食ラーメンの名称は何でしょうか?

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「宇宙日本食」に認定された、宇宙食ラーメンの名称は何でしょうか?

  1. スペース・ラム
  2. スペース・ヌードル
  3. スペース・メニー
  4. スペース・ジャム

【答え】 スペース・ラム

宇宙食、特にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が認証する「宇宙日本食」は、宇宙空間という特殊な環境で、宇宙飛行士の健康維持、パフォーマンス向上、そして精神的ストレスの軽減に大きく貢献しています。

宇宙日本食の特徴

宇宙日本食は、日本の企業が開発し、JAXAの厳しい認証基準をクリアした食品群です。日本の家庭で日常的に食べられているような食品が多く、宇宙飛行士にとっては「おふくろの味」や「なじみの味」として、精神的な支えにもなります。

主な特徴は以下の通りです。

  1. 無重力対応の工夫:
    • 飛び散らない工夫: 微小重力空間では、液体や粉末が飛び散りやすく、目に入ったり精密機器に入り込んだりする危険があります。そのため、液体には粘性を持たせたり、粉末は固めたり、一口大にカットしたりする工夫が凝らされています。
      • 例:サバの味噌煮やサンマの蒲焼きのタレに粘り気を持たせる。カップラーメンやチキンラーメンはスープの粘度を高め、麺を飛び散らないように工夫する。
    • 食べやすさ: スプーンやフォークで食べやすく、袋から直接吸い込めるような形態のものも多いです。
    • 容器の工夫: 蓋が飛んでいかないように工夫されたり、面ファスナーで留められる容器など、細かな配慮がされています。
  2. 長期常温保存:
    • 国際宇宙ステーション(ISS)には食品用の冷蔵庫や冷凍庫がほとんどないため、宇宙食は常温で長期(原則1年半以上)保存できる必要があります。これはレトルト技術やフリーズドライ技術などが活用されています。
  3. 栄養バランスと健康配慮:
    • 宇宙空間では、骨密度の低下(カルシウムが失われやすい)や筋力低下などが起こりやすいため、カルシウムやタンパク質、DHA、EPAなどの栄養素が強化されているものが多いです。
    • 宇宙放射線による細胞の酸化を抑えるためにウコンが増量されるなど、地上とは異なる環境下での健康維持に配慮されています。
  4. 味覚の変化への対応:
    • 微小重力下では、体液が頭部に移動するため鼻が詰まったような状態になり、味覚が鈍くなると言われています。そのため、宇宙食は地上で食べるよりも味が濃いめに調整されていることが多いです。
  5. 衛生的管理:
    • 食中毒は宇宙空間では致命的となるため、製造工程の衛生管理(HACCPなど)は非常に厳しく行われます。生菌数の基準も厳格に定められています。
  6. 多様なメニュー:
    • 白飯、赤飯、おにぎり(鮭)、サバの味噌煮、サンマの蒲焼き、焼き鳥、カレー、カップラーメン、チキンラーメン、カップ焼きそば、からあげクン、味付け海苔、ようかん、宇宙生しょうゆ、マヨネーズ、牛乳など、多岐にわたる和食・日本食が認証されています。
    • 宇宙飛行士のストレス軽減のため、故郷の味や慣れ親しんだ味が重視されます。

製造の苦労話

宇宙食、特に宇宙日本食の開発には、上記の特徴を満たすために様々な苦労があります。

  1. 「宇宙でどう感じるか」の予測困難性:
    • 開発者が実際に宇宙に行って試食することはできないため、「宇宙で味がどのくらい薄く感じるのか」「どのような食感が好まれるのか」といった感覚的な部分を地上で再現・予測するのが非常に難しいです。試作を重ね、多くの人の意見を聞きながら、最適な味や食感を探り出します。
  2. 長期保存と味・食感の両立:
    • 常温で1年半以上保存可能という条件を満たすために、高い殺菌強度が必要となりますが、これによって食品の味や食感が損なわれてしまうことがあります。
    • 例えば、ひじき煮では具材が柔らかくなりすぎないよう下処理を工夫したり、ゼリーでは熱殺菌しても固まる凝固剤を探すなど、メーカーは試行錯誤を繰り返します。
  3. 飛び散らない粘度の調整:
    • 液体の飛び散りを防ぐための「粘度」の調整は特に難航します。最適な粘度にするために、調味料の配合や加熱方法を何度も調整し、誰が作っても同じ粘度になるようレシピを数値化する作業も大変です。
    • 「からあげクン」の開発では、フリーズドライが最も美味しいが、衣が軽くて粉が散ってしまうという課題に直面し、レトルトにするか、衣をなくすかなど、試行錯誤が続いています。
  4. 容器包装の開発:
    • 食品の中身だけでなく、容器包装の開発も非常に重要です。無重力で飛び散らないよう、空気の抜き方、開封のしやすさ、蓋の固定方法など、細かな点が要求されます。また、燃えにくく有毒ガスが出ない素材であることも求められます。
  5. 衛生管理と品質保証の徹底:
    • JAXAの厳しい認証基準をクリアするためには、製造工場の衛生管理体制(HACCP)の監査や、長期にわたる保存試験など、通常の食品製造にはない手間とコストがかかります。
  6. 「家庭の味」の再現:
    • 宇宙飛行士からは「自然が感じられるものが食べたい」「家庭を味わいたい」「おふくろの味」といった要望が出ることがあります。これは技術的な問題だけでなく、心理的な要素も含むため、開発者にとって大きな挑戦となります。

これらの苦労を経て、日本の企業は様々な「宇宙日本食」を生み出し、宇宙飛行士の食生活と精神的な健康を支えています。そして、宇宙食の開発で培われた技術は、災害時の非常食など、地上の私たちにとっても役立つ形で還元されつつあります。

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