横川駅から徒歩90分アプトの道でめがね橋へ

避暑地を求め信越本線碓氷峠の廃線遺構

1998年の長野オリンピックに合わせて前年1997年に長野まで開通した北陸新幹線(当時北陸までつながっていなかったので長野新幹線と呼ばれていました)が、金沢まで開通して北陸新幹線で呼び名が落ち着きましたよね。ちょっと話がそれましたが、当時の長野新幹線開通により、並行在来線がJRから分離され、軽井沢と篠ノ井まで「しなの鉄道」になりましたね。残念なことに、横川と軽井沢の間は鉄道が廃止され、現在はJRバスが運行されています。何度か上野から長野まで「特急あさま」に乗車しましたが、この区間は急こう配で、横川駅で機関車が連結されて特急っぽくないゆっくりとしたスピードで走っていた記憶があります。特急単独では登れないぐらいの急こう配だったので廃止になっちゃたと思います。

その廃線跡を地元自治体などが頑張ってくれて、アプトの道が横川駅から約6キロの遊歩道として整備され観光名所となりましたね。途中には、旧丸山変電所・レンガ造りの橋梁・廃線跡のトンネルなどのかつて信越線が走っていた所を歩けるようになってます。もちろん遊歩道なので車が横を走ることはありませんよ。場所は群馬県安中市。グーグルマップで見るとこの辺ですね。

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目次

青春18きっぷで横川駅からアプトの道を歩きめがね橋へ

横川駅はJR信越本線なので東京からは青春18きっぷを使って春休み期間に行き、天気も良く気温もちょうどいいので以前同じ春休みにさった峠へ行きましたが、標高の差があるせいか、暑くなく、アプトの道は散歩には絶好でした。東京駅を8:26に出発する上野東京ライン高崎行・快速アーバンに乗車しました。通勤時間帯も終盤で下り列車の為に空いている車内をのんびり1時間50分で高崎駅に10:12に到着しました。高崎駅で信越本線に乗り換えて10:22発・横川行に乗り約30分で横川駅10:56に到着しました。意外と言ったら失礼かもしれませんが、1時間に1本しかない為か以外に混雑していてびっくり。ほとんどの乗客が終点・横川駅で下車したので、アプトの道って結構有名な散歩道なんだと思いきや、皆さんそのまま、軽井沢駅行のJRバス乗り場へ行ってしまいました。横川駅の改札を出た目の前にはあの有名な「峠の釜めし・おぎのや」の店舗があったので、食べて帰らなくちゃね。アプトの道へは左に曲がり、JRバス乗り場を通り過ぎて目の前の「鉄道文化むら」の右脇を通り過ぎで進みます。

碓氷峠鉄道文化むら
峠の釜めし・おぎのや
横川駅~軽井沢駅間JRバス時刻表(2017.5.22現在)

春休みに青春18きっぷでお勧めハイキング

歩きだしてから緩やかな上り坂が延々と真っすぐ続きます。横川駅で降りた人はたくさんいたのにアプトの道を歩いているのは、私を含めて10人ほど。撮影の邪魔をされずゆっくり気ままに楽しめますね。40分ぐらい歩くと左は線路右に建物が現れます。レンガ造りの古そうな。

アプトの道・旧丸山変電所

アプトの道・旧丸山変電所

更に20分ぐらい歩くとレンガ造りの古いトンネルが続きます。昔はここを蒸気機関車が走っていたんですね。そこを歩ける場所って他にあるのか分かりませんが、トンネルの中はひんやり涼しい、を通り越して3月下旬ですがちょっと寒いぐらいです。

碓氷峠アプトの道トンネル

碓氷峠アプトの道トンネル

更に10分程歩くと左に湖が見えました。ここまでひたすら上り坂なのでちょっと一息。まだまだ続く上り坂。

碓氷峠アプトの道・碓氷湖

碓氷湖

薄井湖を左に見過ごしながら上り坂を歩いて15分で目的地のめがね橋に到着しました。ここまで横川駅から90分。人と会うことも少なかったのですが、めがね橋に到着すると人がそこそこいました。下に降りて分かったのですがどうやらみんなは、アプトの道を歩いてめがね橋に来たわけではなく、車で直接訪れたようでした。わずかにある駐車場や路上駐車が多かったのでね。ここで20分ぐらい過ごして、熊ノ平までの先に進もうかと思いましたが、時計の針は13:00。お腹も減って釜めしを食べたくなったので、横川駅に戻ることにしました。

アプトの道からめがね橋

アプトの道から見ためがね橋

アプトの道から階段を降りて撮影

アプトの道から階段を降りて撮影

降りてから歩道を歩いて下からめがね橋

降りてから歩道を歩いて下からめがね橋

めがね橋看板

めがね橋看板

旧国道18号からめがね橋を撮影

旧国道18号からめがね橋を撮影

帰りは今まで登りを歩いたので当然下り坂。行きよりもスイスイ歩ける。行きはすごく長く感じたまっすぐな線路わきの道も短く感じました。一瞬だけ見ると線路内を歩いているように見えますが、ここはアプトの道・遊歩道。

アプトの道

アプトの道

碓氷峠鉄道文化村

碓氷峠鉄道文化村までわずか60分で戻れました

おぎのや「峠の釜めし」

14:10横川駅に到着。おぎのやの峠の釜めしをおいしくいただきました。器は今でも持ち帰りが可能なんですね。

横川駅前「おぎのや峠の釜めし」

横川駅前「おぎのや峠の釜めし」

SL碓氷

土日に不定期に運行されている臨時快速列車SL碓氷。指定席券を入手するのが結構難しいですね。えきねっとで何とかゲットして、乗車することができました。

SL碓氷

SL碓氷

横川駅15:10発16:13高崎着の快速列車。と言っても、速度は普通列車よりも遅く、通常は30分で行けるところののんびり60分。SLはいつも運行されていないので、時刻表等で確認が必要です。もしくは、JR東日本が発表する臨時列車を見るのは一番いいかと思います。2017年5月19日発表になった2017年夏版のリンクをつけておきました。

また、指定席券はみどりの窓口でも1か月前から購入できます、えきねっとならば、1か月前プラス1週間前から予約できるのでえきねっとが便利ですね。

JR東日本・夏の増発列車のお知らせ(2017年7月~9月)
えきねっとへ

高崎駅に到着して、16:26発の高崎線に乗り18:05に上野駅に到着しました。

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アプトの道と碓氷峠めがね橋をハイキングまとめ

東京駅発08:26(上野東京ライン高崎線高崎行)
高崎駅着10:12
高崎駅発10:22(信越本線横川行)
横川駅着10:56

横川駅からアプトの道を歩きめがね橋まで約90分(上り坂)

めがね橋で20分滞在

めがね橋からアプトの道を歩き横川駅まで約70分(下り坂)

おぎのやで峠の釜めしを食す(約30分)

横川駅発15:10(臨時快速SL碓氷・高崎行)
高崎駅着16:13
高崎駅発16:26(高崎線快速アーバン上野行)
上野駅着18:05

青春18きっぷを使うとお得
  • 青春18きっぷ1回分使用・・・2300円
  • SL碓氷指定席券・・・・・・520円
  • 合計2,820円

東京ー横川間片道2,270円、往復4,540円
※途中下車なし

・1,720円節約

・所要時間:約9時間30分

◆参考リンク先

アプトの道ハイキングコース(安中市ホームページ)
>アプトの道パンフレット(表面)
>アプトの道パンフレット(裏面)
碓氷峠鉄道文化むら
峠の釜めし・おぎのや
横川駅~軽井沢駅間JRバス時刻表(2017.5.22現在)
JR東日本・夏の増発列車のお知らせ(2017年7月~9月)
えきねっとへ

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