VBAでエクセル画面上のゼロ「0」の値を空欄にする
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エクセルで表を作成しますが、値がゼロ「0」がまばらにあると意外と見ずらいと感じたことありませんか？
でも数式などが入っているので消すわけにはいかないのですが、「0」だけを空欄にする方法があったら便利だと思いませんか？
とりっぷぼうる
方法は簡単で、ゼロ「0」だけを見つけて空欄にする（DisplayZeroプロパティ）を使うだけで、簡単なのでぜひ取り入れてみませんか？
目次
DisplayZeroプロパティ
DisplayZeroプロパティとActiveWindowを組み合わせると、現在表示している数字のゼロ「0」を表示したり非表示にしたりすることができるようになります。
- 数字のゼロ「0」を非表示・・・False
- 数字のゼロ「0」を表示・・・・True
では実際にここでは、ユーザーフォームに配置したコマンドボタンに数字のゼロ「0」を表示・非表示にするVBAコードを書いていきましょう。
数字のゼロ「0」を非表示
数字のゼロ「0」を非表示にするには、DisplayZeroをFalseに指定することでできるようになります。
数字のゼロ「0」を空欄にする
Private Sub CommandButton1_Click()
With ActiveWindow
.DisplayZero = False
End With
End Sub
VBA解説
- コマンドボタン1が押されたら
- 現在表示中のワークシートを操作する
- 数字のゼロ「0」を非表示にする
- withステートメント終了
- マクロ終了
これで、コマンドボタン1が押されたら数字のゼロ「0」が非表示になります。
数字のゼロ「0」を再表示
数字のゼロ「0」を非表示にできたら、再表示できないと不都合なので、DisplayZeroをTrueに指定することでできるようになります。
数字のゼロ「0」を表示する
Private Sub CommandButton1_Click()
With ActiveWindow
.DisplayZero = True
End With
End Sub
VBA解説
- コマンドボタン1が押されたら
- 現在表示中のワークシートを操作する
- 数字のゼロ「0」を表示する
- withステートメント終了
- マクロ終了
非表示のFalseを表示のTrueに変更するだけで完成するのとても簡単です。
この方法でも問題ないのですが、コマンドボタンを2つ用意しなくてはいけないのですが、ちょっと工夫すると1つのコマンドボタンで非表示も再表示もできるんですよ！
クリックするたびに数字のゼロ「0」の表示／非表示を切り替え
なんでもかんでもできるわけではないのですが、この種の表示・非表示の切り替えには、FalseやTrueの代わりにNot演算子を使用するとできるようになります。
数字のゼロ「0」の表示／非表示を切り替え
Private Sub CommandButton1_Click()
With ActiveWindow
.DisplayZero = Not .DisplayZero
End With
End Sub
VBA解説
- コマンドボタン1が押されたら
- 現在表示中のワークシートを操作する
- 数字のゼロ「0」の表示・非表示を切り替える
- withステートメント終了
- マクロ終了
意外と簡単ですよね。
実用的かどうかはわかりませんが、知っていて損するものでもないので、見栄え良くするには一つの方法ですよ。
ウィンドウの操作関連
数字のゼロ「0」の非表示・表示以外にもいくつか利用しているのでご紹介します。
- 行番号・列番号を非表示にする
- セルの枠線（グリッド線）を非表示にする
- 左右スクロールバーを非表示にする
- 画面の上下スクロールバーを非表示にする
- 数式バーを非表示にする
- ステータスバーを非表示にする
- ウィンドウを非表示にする
- 指定したシートだけや全てのシートをを非表示にする
- エクセル開くと同時にsheet（シート）を非表示にする
- メニューバー（リボンツールバー）を非表示にする方法
ボタン1つで表示を切り替えたり元に戻したりできると便利なので、ほかの表示方法も知っていて損はないと思いますよ！