エクセルVBAを使ってワークシート画面のステータスバーを非表示にする方法

2020年7月14日2024年9月16日

ノートパソコンでエクセルの作業を行っていると、画面が小さいので表示範囲が狭く、広くすると文字が小さくなるので不要な画面一番下にあるステータスバーをなくしたいと思ったことありませんか？

エクセルVBAの「DisplayStatusBarプロパティ」を使うだけで、簡単にステータスバーを非表示にできますよ。

ステータスバーを非表示

ステータスバーは上記画面の赤枠の部分で、右には拡大縮小のステータスバーなどが表示されている部分です。

今回はこのステータスバー自体を非表示にして、ワークシートのスペースを広げることができます。

DisplayStatusBarプロパティとApplicationを組み合わせると、現在表示しているエクセルシートのステータスバーを表示したり非表示にしたりすることができるようになります。

では実際にここでは、ユーザーフォームに配置したコマンドボタンにステータスバーを表示・非表示にするVBAコードを書いていきましょう。

ステータスバーを非表示にするには、DisplayStatusBarをFalseに指定することでできるようになります。

ステータスバーを非表示にするVBA

Private Sub CommandButton1_Click()
With Application
.DisplayStatusBar = False
End With
End Sub

解説

これで、コマンドボタン1が押されたらステータスバーが非表示になります。

ステータスバーを非表示にできたら、再表示できないと不都合なので、DisplayStatusBarをTrueに指定することでできるようになります。

ステータスバーを表示するVBA

Private Sub CommandButton1_Click()
With Application
.DisplayStatusBar = True
End With
End Sub

解説

非表示のFalseを表示のTrueに変更するだけで完成するのとても簡単です。

この方法でも問題ないのですが、コマンドボタンを2つ用意しなくてはいけないのですが、ちょっと工夫すると1つのコマンドボタンで非表示も再表示もできるんですよ！

なんでもかんでもできるわけではないのですが、この種の表示・非表示の切り替えには、FalseやTrueの代わりにNot演算子を使用するとできるようになります。

ステータスバーの表示・非表示切り替えVBA

Private Sub CommandButton1_Click()
With Application
.DisplayStatusBar = Not .DisplayStatusBar
End With
End Sub

解説

作成したエクセルは様々なスタッフが使う為に、想定外の操作をされてしまいエラーを引き起こすことがあるので、ユーザーフォーム以外の操作をできないように工夫しています。

ボタン1つで表示を切り替えたり元に戻したりできると便利なので、ほかの表示方法も知っていて損はないと思いますよ！